ドコモの2013年夏モデルがずらり

NTTドコモは、5月15日、2013年夏モデルとして、スマートフォン10機種、タブレット端末1機種と、2012年冬モデルとして発売したiモードケータイ2機種の新色を5月17日から順次発売すると発表した。

発表会見の冒頭、加藤薫社長は「夏モデルは『GALAXY』と『Xperia』のツートップでいく。『GALAXY』はフルHDの有機ELディスプレイを、『Xperia』は高性能カメラを搭載する」と話し、2機種を主力モデルとして推していく方針であることを明らかにした。

さらに、「全機種に2000mAh以上のバッテリを採用し、実使用時間は45時間以上を実現した。さらに、10機種中5機種は2500mAh以上のバッテリを搭載する。そのなかで『AQUOS PHONE ZETA SH-06E』と『ARROWS NX F-06E』は実使用時間で60時間以上を実現した」と説明。バッテリの持ち時間の問題を改善したことをアピールした。

ネットワーク環境については、新幹線の全8路線97駅、全国主要空港の53か所、主要集客施設3500か所でLTEサービス「Xi(クロッシィ)」のエリア整備を完了したことを明らかにした。また、今後は2012年度末に2万4400局だったXi基地局数を今年度末までに5万局に拡大するほか、夏モデル全機種で3帯域によるXi通信に対応し、13年度内に最大150Mbpsサービスを開始する予定だ。

サービスでは、無料通話・無料メールのアプリ「LINE」を運営するLINEと協業し、スマートフォンでの「LINE」アプリの利便性・サービス向上を目指す。

「LINE」は、「らくらくスマートフォン」への対応や「LINE」にドコモ専用の音声通話ボタンの配置するなどの対応を進める。「らくらくスマートフォン」は、プリインストールされているアプリ以外の使用を制限されており、これまで「らくらくスマートフォン」ユーザーは「LINE」を利用できなかった。「らくらくスマートフォン」向け「LINE」アプリを開発して、10~12月に提供する予定だ。

また、「LINE」アプリが表示するユーザープロフィール画面に、ワンタッチでドコモの音声回線を使って電話ができる通話ボタンを7~9月に配置する。これによって、「LINE」を使って電話をかけた際、3GやLTEの通信状態がよくなかったときでも、「LINE」の画面からワンステップで音声回線を使って電話をかけることができる。なお、音声回線を使った通話は通話料がかかるが、「Xi」ユーザー同士の通話が無料になる「Xiトーク24」に契約していれば無料で利用できる。

・2013年夏モデルの詳細はこちら

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます