新発見!? 快慶作とされる阿弥陀如来立像、特別公開

2011.12.7 16:00配信

日本仏教の2大巨匠、法然と親鸞にまつわる快慶作の仏像が新発見されたと、富山大学教授・松浦正昭氏の調査チームにより発表された。

快慶作とされる阿弥陀如来立像(高さ79cm)

2011年は浄土宗の法然上人800年、浄土真宗の親鸞聖人750年の大遠忌で、1年を通じて日本各地で様々なイベントが開催されている。そんな特別な年に、日本仏教の2大巨匠、法然と親鸞にまつわる快慶作の仏像が新発見されたと、富山大学教授・松浦正昭氏の調査チームにより発表された。この仏像は、愛知・美浜町の大御堂寺(おおみどうじ)に伝わる阿弥陀如来立像で、松浦教授によると、仏像を支える足ほぞに親鸞聖人が願主となって造像したと示す銘文があった。これは1212年、80歳で没した法然を供養するために、弟子の親鸞が快慶に作らせた像であることを示しているという。

12月5日(月)~22日(木)には、大阪市中央区の大阪丸紅ビル1階「文化力の旅ラウンジ」で特別公開され、来場者は、調査映像とともに仏像を鑑賞するだけでなく、写真撮影することもできる。仏像ファンにはもちろん朗報だが、大きな話題を呼ぶ貴重な機会となりそうだ。

仏像の足ほぞについて説明する松浦正昭教授

「日本が誇るべき文化財は、保存するだけでなく“ニッポンの社会遺産”として世界に、そして次世代に伝えることが大切だと考えています。そのため、特別に撮影の承諾を得ました」と語るのは、「文化力の旅ラウンジ」を運営する一般社団法人「文化力の旅 社会遺産 学芸員協会」(略称:旅学協会)の代表理事・島田文吾氏。「文化力の旅 社会遺産 学芸員協会」では、特別公開している阿弥陀如来立像だけでなく、これからも地方各地に保存されているすぐれた文化財を「ニッポンの社会遺産」として、調査や修復活動に協力し、広く世界に発信していくことで地域社会のさらなる発展に貢献していく。将来的には、ユネスコへの公式パートナー申請も行う予定だ。

 

特別公開展「親鸞より法然へささげられた快慶仏」
会場:文化力の旅ラウンジ(大阪市中央区本町2-5-7 大阪丸紅ビル1F)
期間:2011年12月5日(月)~12月22日(木)
時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:毎週土・日曜日
料金:500円
お問合せ:06(6264)7140
http://www.tabizuru.jp

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