くりかまき くりかまき

5月18日に音楽イベント「people to people vol.13」が東京・SHIBUYA O-WESTで行われ、DJユニットのくりかまきが出演、会場を盛り上げた。

くりかまきはDJのくりかと盛り上げ役のまきにより2012年に結成。ふたりともにクマの着ぐるみ姿でパフォーマンスを行うのが特徴で、ライブでは軽快なダンスとともに、人気アニソンやアイドルソングを披露している。この日のイベントは彼女たちのほかにも、ひめキュンフルーツ缶、しず風&絆~KIZUNA~、Chu-Z、THE ポッシボーと今話題のアイドルが出演。くりかまきはトップバッターの出演となった。

開演前から凄い熱気の会場、まずステージに現れたのはDJのくりか。それまで暗かったステージに明かりが灯り、彼女が流したのは『水星 feat.オノマトペ大臣/tofubeats』昨今のDJパーティーではキラーチューンとして人気の曲だ。この曲を1曲目に選んだだけで、彼女たちが真摯にDJに取り組んでいるのが伝わってくる。曲の1番が終わるころに手拍子をしながら盛り上げ役のまきが登場。彼女が先導になってダンスをする事で、彼女たちを初めて見るお客さんにも、またDJというものに初めて触れた人にも、曲へのノリ方がわかり易く提示される。また、流している楽曲をその都度、DJ横にあるめくりでお客さんに見せるのも、彼女たちならではのアイデアだ。

1曲目が終わり、「DJスタイルで全国を盛り上げたいと思っている2人、DJのくりかと盛り上げ役のまきによるユニット、くりかまきです」とまきが自己紹介する頃には会場の空気をしっかり掴んでおり、オープニングアクトにはふさわしいユニットだと感じさせる。この日でちょうど100回目のライブだった彼女たち。これまで積んできた経験を余す所なく発揮するかのように、『DON'T LOSE YOURSELF/ MAN WITH A MISSION』や『アルクアラウンド/サカナクション』など、人気のロック楽曲で会場を沸かせた。また、この日出演するしず風&絆~KIZUNA~の『交-Majiwari-』を流すなど、イベント全体を考えた選曲も見せた。

ラストは現時点で唯一のオリジナル曲『アナログマガール』を披露し、この日のライブは終了。今月の25日で初めてライブをしてから1年を迎えるという彼女たち。終盤のMCでは、これからも全国にハッピーを届けるライブをしていきたいと語っていたが、その言葉が頼もしく感じる、強い想いと熱気に包まれたライブであった。

くりかまきは7月6日(土)には東京・SHIBUYA REXで初のワンマンライブ「ボクらの熊魂2013~初夏の陣~」を開催。たった1曲しかオリジナルソングがないふたりがどのような内容のワンマンを行うのか、気になる方はご確認を。チケットは発売中。

■「ボクらの熊魂2013~初夏の陣~」
日時:7月6日(土)18:00/18:30
会場:SHIBUYA REX(東京都)
料金:前売り 2700円(ドリンク別途600円)