『きっと、うまくいく』 (C)Vinod Chopra Films Pvt Ltd 2009. All rights reserved

「ぴあ」調査による5月17日、18日に公開された映画・満足度ランキングは、本国で歴代最高の興行成績を記録したインド映画『きっと、うまくいく』がトップに輝いた。2位に名物フォトグラファー、ビル・カニンガムを追ったドキュメンタリー『ビル・カニンガム&ニューヨーク』が、3位に若手女優、三吉彩花を主演に迎えて描いた“南大東島の家族”の物語『旅立ちの島唄~十五の春~』が入った。

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1位の『きっと、うまくいく』は、エリート大学を舞台に親友3人が巻き起こす騒動と、その10年後の物語を同時進行で描く超大作。出口調査では、「見所があり過ぎてひとつにしぼれないくらい大、大、大満足!五感を刺激され、最後は前向きで温かい気持ちになれた」「ストリー性に脱帽。ダンスばかりではないインド映画を知ってほしい」「こんなにもポジティブなエネルギーを貰える作品に出会えて本当にうれしい。たくさん笑って、たくさん泣いた」「インド映画を初めて観たが、ユーモアがあって明るく楽しくて、そして美しい。ハリウッド映画と比べて、インド映画を観られる機会は少ないので、このチャンスを逃さないでほしい」「“競争社会”を取り上げていて、何が大切なのか?と考えさせられた」などの声が寄せられ、20代から80代までの観客から絶大な支持を集めた。

2位の『ビル・カニンガム…』は、ニューヨーク・タイムズ紙のカメラマン、カニンガムの知られざる私生活や仕事ぶりに迫る記録映画。観客からは「“ファッションは鎧だ”という言葉が印象的。ドキュメンタリー映画としてもメチャクチャおもしろかった」「ファッションに興味のある人だけでなく、経営者の人にもオススメ。仕事という面で参考になった」「84歳という年齢と彼の発言のギャップに驚いた。彼のような生き方があることを自分の子どもに教えたい」「お金よりも、自分のやりたいことをするという信念に感銘を受けた」など、幅広い世代から好評だった。

(本ランキングは、5月17日(金)、18日(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)