『オブリビオン』(C)2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

トム・クルーズ主演作『オブリビオン』のCM映像が公開された。謎に満ちた設定と、美しいビジュアルが気になる映像だが、じっくりと観賞すると本作の奥に潜む人間ドラマが見えてくる内容になっている

『オブリビオン』CM映像

本作は、エイリアンの攻撃を受けた人類が地球を放棄して他の惑星で暮らしている未来が舞台。主人公のジャックはなぜか地球に残って遥か上空から地球を監視し続けており、放射能で汚染されて立ち入り禁止になっている区域以外のエリアを専用の飛行マシンで巡回している。しかしある時、彼は墜落した宇宙船で眠っていた美女ジュリア(オルガ・キュリレンコ)を発見。初めて会う女性だが彼女は目覚めるなり「ジャック…」と呼びかけ、彼もまたこの美女を他人とは思えない。

本作は空想と最新の映像技術を駆使して、斬新な映像空間を描き出しているが、その奥底に潜むのは普遍的な人間ドラマと、ロマンティックな愛のドラマだ。このほど公開されたCM映像でも「人類が去った地球。愛だけは最後まで残っていた」というナレーションが強い印象を残し、ジュリアはジャックに「真実を知るべき」と語る。ふたりの間にはいったい、どのような関係と過去があるのか? そしてすべての真実を知ったとき、ジャックはどのような行動に出るのか? 本作はアクションや仕掛けられた謎だけでなく、主人公ジャックの“決断と行動”にも注目したい作品だ。

『オブリビオン』
5月31日(金)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー