『オブリビオン』のトム・クルーズ (C)2013 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

この秋の撮影開始に向けて準備が進んでいる『0011ナポレオン・ソロ』の主演を、トム・クルーズが降板した。監督はガイ・リッチーで、アーミー・ハマーの出演が決まっている。

その他の情報

『0011ナポレオン・ソロ』は、60年代に人気を集めたテレビシリーズの映画化作品。もともとはスティーヴン・ソダーバーグ監督、ジョージ・クルーニー主演で話が進んでいたが、クルーニーが手術をし、アクション映画は無理な状態になったため降板。ソダーバーグも監督を降板し、リッチーとトム・クルーズで落ち着いていた。

しかし、クルーズは最近『ミッション:インポッシブル5』に正式契約、年末の撮影開始を目指すことになったため、降板を決意したらしい。うまくスケジュール調整をすれば両方やるのは不可能ではないが、クルーズはプロデューサーも兼任する「MI」シリーズは脚本や製作準備の段階から深く関わる上、スタントの準備にも十分時間をかけるせいだ。脚本は現在、ドリュー・ピアースと、『アウトロー』の監督クリストファー・マッカリーが執筆中。ここのところ多忙なクルーズだが、年内はこれ1本に集中することになりそうだ。

文:猿渡由紀