正論を言って相手を追い込んで何になる!?

しかし男性の皆さん、正論を言ったところで、一体誰が得をするのでしょうか。彼女の気分はブルーになり、気持ちのもやもやも解消されません。

一方男性も、「話し相手として失格」の烙印を彼女の心の中で押され、「この人には二度と大事なことを話さないわ」と思われ、心がだんだんと離れていくわけですから、ただ話を聞いてほしいと言ってきた相手に正論でぶつかって主義主張をぶつける、なんて損なことをしない方がいいに決まっているわけです。
 

女子同士は話しやすい

お手本は、女子同士の会話です。カフェなどでは、女子同士が長話したあとに「あー、スッキリした!」と笑顔で解散する場面などは日常的によく見られます。その女子同士がやっていることは、ただお互いに話をし、お互いに聞いてあげているのです。意見を言わないわけではありませんが、あくまでも同調しながらの傾聴です。

単純に言えば、息を吸った相手に「吸ったんだ~、わかる~」と相づちを打ち、息を吐いた相手に「吐いたんだ~、気持ちいいよね~」と相づち。と、ただこれだけの話です。いかがですか?簡単でしょう?
 

「聞きジョージ」になれば、あなたは「かけがえのない人」になれる!!

このように、男子も「女子との独特の間合い」を理解しつつ、「聞き上手」になって、大事なことを真っ先に話したいと思える相手になりませんか。

目指すべきは、ちょっとアメリカンな気楽な相づちを打ちながらも、オーバーリアクション気味に話を聞いてあげることのできるような、「聞き上手」ならぬ「聞きジョージ」です。

「ワオ!」「オーノー…」「アーハー、ンーフー」的な、多種多様な相づちを打ちながらも、決して意見や批判、判断はしません。ジョージは否定も肯定もせず、ただ同情の気持ちを持ちつつ話をずっと聞いていられる男なのです。そんなジョージの胸に飛び込まない女子などいるでしょうか。いえ、きっとみな、ジョージにダイブ、まっしぐらです。

例えばいいかんじになった女のコと、なぜか3度目のデートの約束を取り付けられなかった場合は、あなたが「聞きジョージ」でなかったことが原因のひとつかもしれません。この記事を読んだからには見本的な「聞きジョージ」となり、女子の話をオーイエス、フムフムと「同調の心」を持って聞いてあげてくださいね。きっと何かが変わってきますよ。応援しています!!

1974年生まれ、東京在住。前職は大手ネットショッピングモールのPR担当。2009年より「ライフハッカー」にて恋愛記事の執筆を開始。現在は「金メダル級のダメ男とばかりご縁がある切ない人生を送ってきた、虫の息の恋愛コラムライター」として活動中。また、別ジャンルで「ヨリエ・スディラジェンコフ」名での執筆活動も行っている。