『TIME/タイム』

来年2月に日本公開されるジャスティン・ティンバーレイク、アマンダ・セイフライド出演のアクション・サスペンス『TIME/タイム』の場面写真がこのほど公開された。画像にはセイフライドが演じるシルビアら若くて美しい3人の美女が写っているが、なんとこの3人は祖母、母、娘らしい。

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『TIME/タイム』は、科学技術の進化によって人間の成長が25歳で止まる近未来が舞台。映画は、“時間”が通貨として流通し、貧しき者は早死にし、富める者は永遠の生を謳歌する社会で、主人公ウィル(ティンバーレイク)が世界を揺るがす“衝撃の真実”を追う姿を描く。

“すべての人間の成長が25歳で止まってしまう”という設定だけに、このほど公開された画像はシルビアと彼女の母、祖母の3世代を写していながら、見た目には“同級生”にしか見えない不思議なビジュアル。本作を手がけたアンドリュー・ニコル監督は本作の設定について「永遠に若さを維持したい我々の願望についてのひとつの提言なんだ。劇中のように老化遺伝子を阻止することは、今のところ現実にはできないけど、人々は若さを保つために実に多くの過剰なまでの手段をとっている」と解説する。思えばニコル監督は以前に『ガタカ』でも遺伝子問題をモチーフに、先天性や運命に立ち向かう人間の姿を描き、高い評価を得たが、本作では“時間”をキーワードに、観客が共感し、考えることのできる物語が展開されるようだ。

その一方で本作はアクションやサスペンスの要素も満載だそうで、ニコル監督は「観客はスタント、アクション、カー・チェイスを目当てに劇場にやって来てくれるだろうし、きっと満足してくれると思う」とコメント。ちなみに本作はシリーズ続編でも、原作の映画化でもないニコル監督のオリジナル脚本で、まだ誰も知らないストーリー展開とその結末にも注目が集まりそうだ。

『TIME/タイム』
2012年2月17日(金)よりTOHOシネマズ 日劇他にて全国ロードショー