(左から)塙宣之(ナイツ)、古澤未来、土屋伸之(ナイツ)

中国ドラマ史上空前のスケールで製作された『水滸伝』。本作のDVD発売を記念して25日から劇場版が公開。30日に、都内劇場で、『水滸伝』漫才予告編ナレーションを担当し、“宣伝混才師”に就任したナイツ(塙宣之&土屋伸之)と“ガテン系モデル”として注目を浴びる古澤未来が登壇し、トークイベントが開催された。

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『三国志演義』『西遊記』と並ぶ中国最大名著に数えられる物語を制作費55億円、構想10年の歳月をかけて映像化。国を憂い梁山泊に集った108人の個性的な猛者たちの戦いを描く。

ナイツの2人は初めて『水滸伝』に触れる人々のための“水滸伝漫才”を披露。塙は「お父さんから『読みなさい』と言われてたけど、スルーしてきてたんですが、観たらすごい話で面白かった」、土屋は「『三国志』は国盗りの物語で上の方の地位の武将や政治家の話だけど、『水滸伝』は民衆が出てくるし、集結して戦う姿がいい!」とその面白さをアピールした。

一方の古澤は「108人の男たちの気持ちになって」セクシーなチャイナドレスで登場したものの、『水滸伝』に触れるのは初めてで中国の文化などにも疎いよう。それでも、個性的な登場人物たちについて「アウトロー過ぎてヤバい! 私の周りにもそういう人が多いし、私も浮いてたので、取り残される気持ちが分かりました」と“はぐれ者”としての共感を口にする。

古澤は周囲の人間の具体的なアウトローぶりを尋ねられると「回し蹴りが凄い早い人」や「私の車のタイヤを勝手に盗む彼氏」などの存在を明かし、これにはナイツも引き気味…。さらに古澤は劇中の登場人物たちからお気に入りの3人を選抜し紹介したが、その理由も「私はパンチパーマの人としかこれまで付き合ったことがないけど、この人はパンチが似合いそう!」、謀反の詩をつづるリーダーの宋江について「私も中学の時、漢字で鞄に『夜露死苦(よろしく)』って書いてたんですが、こういう殴り書きの字が書ける人に悪い人はいない」などと仰天の理由で選出し笑いを誘う。さらに“武将”という字を「たけなり」と読んだり、梁山泊に集った108人を「109(イチマルキュウ)」と表現するなど、自身の“アウトロー”な天然ボケっぷりも見せつけた。

ナイツのボケ担当の塙も、負けじと劇中を指し「この人、最近人気の林下清志さんですよね? 美奈子さんが本を出したから対抗して…」と重要人物の魯智深を“ビッグダディ”扱い。さらに「今でしょ!」で人気の塾講師・林修について「彼は108人のひとりで林修(りんしゅう)といって…」と勝手に水滸伝の登場人物にするなどボケを連発し会場は笑いに包まれた。

『劇場版 水滸伝』
公開中

『水滸伝』
DVD-SET1(6枚組):6月5日(水)発売
価格:18900円(税込)
※同日レンタル開始 DVD-Vol.1-10
発売元:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント