条件、マジメ、高望み……婚活疲れした人の傾向とは

下げたはずの理想でも、傍目から見ると、高望みしたままであることも…
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婚活が上手くいかない人の特徴には、何か共通点があるのでしょうか。坂田さんによると、大きく分けて3つの特徴があるそうです。


(1)相手の条件にこだわり過ぎる
こだわりに優先順位をつければいいのですが、あれもこれもと条件をつけるのは、自ら進んで選択条件を狭くしているようなものです。これでは結婚相手が見つかりにくくなるのも当然です。

(2)マジメすぎる
誰だってフラれることはありますが、お見合いパーティや結婚パーティで1度フラれただけで、人間失格と言われたのような気分になってしまう方もいます。「縁がなかっただけ」と思い直して、次にチャレンジしましょう。特に男性の場合、相手の年齢にこだわる人は少なくないですし、意外と相手の年収にこだわる方もいます。気楽な気持ちで取り組むことが大事です。

(3)高望みしている
相手に希望する条件を下げたのに、いい相手が見つからないと嘆く方もいます。客観的に見ると、条件を下げ切れておらず、相変わらず高望みを続けているパターンは多いです。

 

自分に合わない婚活、してませんか?

婚活サイトに登録してみたものの全然メールが返ってこない…と悩んだら、婚活手段を変えてみよう
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3つの特徴にはあてはまらないのに、なぜか上手くいかない! そんな方は、ご自身の選んだ婚活が自分に合っていないのかも!? 婚活パーティや婚活サイト、街コンなど、いろんな婚活がありますが……。

「1つの手段に限定するのではなく、どれにでも参加するくらいがちょうどいいと思います。選択肢を増やす努力をしないと、少ない中から『適当な相手』で妥協しなくてはいけません。とにかく、選択肢を増やすという意味でも、いろんなパーティや合コンに顔を出すくらいの気概を持っておいた方がいいです」

選択肢を増やすことは『出会いの機会を増やす』こととイコール。顔を出す場を増やすことで、自分の希望に近い相手と巡り会える可能性はぐんと高まるはず。

最後に、婚活を順調に進めて、婚活を卒業するためのアドバイスをいただきました。

「本当に早く結婚したいなら、周囲の既婚者の意見を聞いてみてください。友達でも上司でもいいので、最低5人に『私にはどんな結婚相手が合うと思う?』と、3つほど挙げてもらいましょう。かぶる要素が3つあれば、そのうち最も譲れないものをひとつ選んでください。それだけは譲らない覚悟で、相手探しを進めていけばいいのでは」

客観的な意見を聞くことで、自分では気づかなかったこだわり、意外と大事な条件を見つけることができるかも知れません。婚活は「就活」時の自己分析に似た部分もありますが、それだけでは一方的になってしまいがち。周囲をすこしだけ巻き込んで、自分にとって本当に合う相手を見つけるよう、動いてみてはいかがでしょうか。


●坂田陽子さん
恋愛アナリスト。恋愛力アップ相談室主宰。恋愛や婚活を成就させるためのカウンセリングや、恋愛に強くなれる、モテて綺麗になるための方法をアドバイスしている。結婚紹介所とコラボしたコースも設けており、婚活疲れに関する相談、話しづらい相談など、あらゆる相談を受け付けている。

 

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。