意外と知られていない「Chromeの小技」

続いて、標準機能なのに意外と知られていない便利機能も教わってきました。

 

●「戻る」ボタンを長押しすると、
全履歴が表示できる

ブラウザ内で、恐らく最もクリック回数が多いと思われる「戻る」の矢印ボタン。これを長押ししたことはあるでしょうか? 「実は、長押しすると数件の閲覧履歴がリスト状に表示されるのです。意外と知られていないようで、まだ使ったことのない方に、ぜひ知っていただきたい機能です(江原さん)」。数回前の履歴を探すのに、もう何度も戻るボタンを押す必要はありません。さらに、リストの最下段の「全履歴を表示」をクリックすれば、全履歴の一覧ページが表示されます。これはiOS版の『Chrome』でも使える技です。

 

 

●誤って閉じたタブを復活できる

うっかり、タブの「閉じるボタン」を押してしまい、そのページを探せなくなった経験があるなら、「閉じたタブを開く」機能は、あの瞬間のやるせなさを解決する最高の手段。操作は簡単。新しいタブを作るボタンにマウスカーソルを当て、右クリックするだけ。コンテクストメニューに「閉じたタブを開く」と選択肢が表示されます。そこをクリックするだけで、消したタブが復活します。「よく消してしまう方には、ショートカット『Ctrl+Shift+T』を覚えておくと一層便利です(江原さん)」。

 

 

●シークレットモードで、
履歴等を残さず閲覧できる

ネットカフェなど、共用のパソコンでWebサイトやGmailを見ることがある、という方には、履歴を残さない「シークレットモード」が便利。「これは閲覧履歴や各種パスワードを記録しないモード。ブラウザを使い終わった後に『全履歴消去』『Cookieの削除』を忘れてしまっても、ブラウザ内には履歴情報が残りません(バウさん)」。共用のパソコンを定期的に使わない人でも、「同僚に何かを教えるために、ブラウザを使って解説する」というような、自分が普段使っていないパソコンでWebを見るときや、借り物のPCで作業しなくてはならないときに、この機能を使うと安全です。