『007 スカイフォール』をシリーズ最高のヒット作に導いたサム・メンデス監督が、次の2作品も監督したいと申し出たようだ。過去にプロデューサーたちから次のオファーをされた時には断っているが、考えを変えたらしい。

ボンドシリーズ23作目にあたる『007 スカイフォール』は、全世界で11億ドルを売り上げた。小粒なドラマを得意としていたメンデスにアクション大作をまかせるのは意外な選択だったが、この大成功で、低迷気味だったメンデスのキャリアも復活。しかし、シリーズ24、25作目の監督の座をオファーされると、メンデスは、ほかにやりたいプロジェクトがあることを理由に断っていた。次の監督の候補には、ニコラス・ウィンディング・レフン、アン・リー、トム・フーパー、デイビッド・イェーツ、シェーン・ブラックなどの名前が挙がっていたが、ここに来てメンデスが、やはり自分がやりたいと名乗り出たらしい。
メンデスは、シリーズ24作目だけでなく、25作目も監督するつもりということで、24、25作が二部作になるという噂が、これでさらに裏付けられた形だ。24作目は2016年公開の予定。

文:猿渡由紀