『ルームメイト』に出演する北川景子(左)、深田恭子(右)

近年、若者を中心に急増している“ルームシェア”を題材にした映画『ルームメイト』が、北川景子と深田恭子をキャストに迎えて公開されることが決定した。

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本作は、今春亡くなった本格ミステリー作家・今邑彩の同名小説が原作。映画は交通事故に遭い入院した萩尾春海(北川)と、献身的に看病し続けた看護師の西村麗子(深田)がルームシェアを始めるも、麗子の奇妙な行動をきっかけに、次々と起こる不可解な事件に巻き込まれる春海の姿を描く。

ふとした不信感から深層心理に及ぶ緊迫のバトルを繰り広げることになる“ルームメイト”の北川と深田は、本作について「初めて台本を読んだときは、すごく衝撃的なお話でしたので、まずそこに驚きました。ラストのどんでん返しにもすごく驚きました。自分が台本を読んだときに最初に感じたその衝撃を、映画をご覧になったみなさんにもお伝えしたい」(北川)、「台本を初めて読んだ時、最後までどういう展開になるのか想像がつかず、その時感じた高揚感を作品の中でも存分に出せたらいいなと思いました。非常に難しい役柄ではありますが、ご覧いただく方々を騙せるよう、監督と相談しながら、楽しみながら、この役を演じたいです」(深田)とコメントを寄せている。

メガホンを執る古澤健監督は『今日、恋をはじめます』『Another アナザー』などを手がけるなど近年、注目を集めている人物だ。監督は「目に見える芝居の部分が素晴らしいのはもちろん、目に見えない深い部分、物語の底に伏流する魂の触れ合いと葛藤をひりひりと感じさせてくれる2人ですね。シナリオだけでは、いかようにでも解釈できるキャラクターたちだからこそ、俳優の力の大きさを日々実感しています」と2人の演技力を高く評価している。

2大女優の競演が見どころの本作は、今秋、全国の劇場で公開予定だ。

『ルームメイト』
2013年秋、全国ロードショー