もう少し大きな子どもなら、あやしたり、ミルクをあげたりもできますよね。

さらに、育児に及び腰なパパに、オムツ替えを促すことまでしてくれれば、ママの心はかなり軽くなるのではなります。パパとしても、イライラしたママに「オムツ替えくらいやってよ!」と言われるよりも、上の子どもに「パパ~、赤ちゃんのオムツ替えてあげて~」と言われる方が、やる気が出るかも?!

さらに大きな子どもであれば、思い切って任せるところは任せてしまうのもアリです。その甲斐あって、ミルクづくりなら家族中でいちばん上手になる一人目の子どももいます。

ただし、なにごとも慣れてしまうと新鮮味がうせ、二人目が歩き出すくらいになると面倒くさがって、下の子どもの世話をしてくれなくなる時期があります。あくまでも一人目の子どもの自尊心をくすぐりながら、できる範囲でやってもらうのがコツです。

3 お手伝いは自立の一歩

二人目が生まれたら、もう一人目を赤ちゃん扱いするのはやめましょう。

男女を問わず、2歳くらいからママのお手伝いをしたがる子どもは多いもの。そのタイミングを逃さず、簡単なことからお手伝いしてもらいましょう。子どもとはいえ、生活力は大事です。手始めに、食事の前に食卓を拭くことや、お膳立てなどがいいですね。

この時さりげなく、「わあ、すごいね~、たすかるな~」などと声がけしてあげてください。ですが、あまりほめすぎるとほめないとやらない子どもになってしまうので、注意が必要です。

もう少し大きな子どもであれば、ナイフで具を切ってもらうようなことも、ママがハラハラすることなくできるようになりますよ。大人のしていることと近ければ近いほど、子どもの達成感は高まります。

食事の後は、食器を流しや食洗機まで運ぶことを習慣にしてしまいましょう。

お手伝いをしてもらうときに気をつけたいことが、ふたつあります。

ひとつ目は、かりにママの思う通りに子どもができなくても、決して怒らないこと。怒られたらそのショックで、二度とお手伝いをしたくなくなってしまう子どももいます。一人目の子どもは特に繊細な子が多いもの。

それともうひとつは、ママにありがちな「自分さえがんばればいいというマインド」を手放すこと。これに縛られると、イライラは増しますし、子どもにも影響が出ないとは言い切れません。ちゃんと子どもを信頼して任せることができれば、子どもの自己肯定感もぐんぐん伸びるはずです。

ママは完璧ではない

ママには自分のことを棚上げしてがんばってしまいがちな人が多いですが、どうしても体調がすぐれないときなどもありますよね。そういうときは、思い切って「ママ寝る!」宣言をしてしまいましょう!

あえてママの弱いところをみせることで、子どもにもママは完璧なマシーンではないことがわかります。そんなとき、子どもはショックを受けるでしょうが、ママのためにがんばりたい、と思う子どもも多いもの。

また、助けが必要なときは助けを求めていい、ということも学べます。
ママの不調は家庭のピンチでもありますが、そこから子どももママも学べることがたくさんあるのだと思います。

まとめ

いかがでしたか?
どれも特別なことではなく、生活のリズムを大事にするなかでできることばかりだと思います。

家族はチームワークが大事です。
助けられたり助けたりするなかで、感謝の気持ちはきちんと伝えあいたいですね。