初の単独ライブを行ったCROSS GENE 初の単独ライブを行ったCROSS GENE

日中韓から選りすぐりのメンバーを揃えた男性6人組グループ・CROSS GENE(クロスジーン)が5月31日、東京・Shibuya O-Eastで初めての単独ライブを行った。

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同会場は、昨年8月に初来日イベントを行い、1500人の日本のファンの前で日本デビューを報告した、メンバーにとってもファンにとっても思い出深いステージ。そんな縁ある場所で迎える初ライブとあってか、メンバーの気合も十分、1曲めの新曲『Keep On Dancing』から会場が一体となって盛り上がった。

日本語バージョンの『La-Di Da-Di』と韓国語バージョンの『Solar』と、言語が変わっても違和感を感じさせないのは、アジア・グローバル・ユニットならでは。4曲目の『NO NO NO』から『Amazing』『My Love Song』『Page Of Love』『そばにいて』など新曲にも関わらず、歌もダンスも完璧な仕上がりで、このライブに賭ける意気込みが感じられた。韓国デビュー・アルバムから『For This Love』『One Way Love』『Sky High』と続き、このあたりになると若干の余裕さえ感じるほど。『One Way Love』では、インタールードのダンスでキャスパーがPSYの『江南スタイル』の乗馬ダンスを真似る一幕もあった。

ラストのMCでは、タクヤが今までのCROSS GENEの軌跡を振り返りつつ、ファンに感謝を述べるとともに、自身がリーダーから外れたことを明かし、「誰かひとりの責任じゃなくて、メンバー全員の責任。みんなで話し合って決めました。こうやって日本で活動するときには僕が中心になって、中国で活動する時にはキャスパー、韓国では韓国メンバーが引っ張っていこうって決めました」。また、元メンバーのJ.Gとの別れにも触れ、「J.Gは今でも、これからも僕らの仲間です。これからもJ.Gの応援もよろしくお願いします」と呼びかけた。そして、あらためて新メンバーのセヨンを紹介し、“新たなCROSS GENE”として進むことを宣言した。

最後は、日本デビュー曲で、タクヤが「僕たちも輝く星になれるように」という願いを込めた『Shooting Star』を披露。さらに、アンコールでは、配信シングル『CRAZY』(5月29日)と『AURORA』を初公開し、「また近いうちにライブをやりますので、その時にまた会いましょう」(タクヤ)と約束し、熱いライブを終えた。

取材・文:尹 秀姫