『くじらのまち』(写真下が片野翠)

『くじらのまち』で主演を務めた片野翠が、エクアドルで開催された第11回クエンカ国際映画祭(FICC)で主演男優賞を受賞した。

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『くじらのまち』は、高校生男女3人の思春期の揺れ動く心の風景を瑞々しく描き出した青春群像劇。スタッフ・キャスト全員が大学生で、鶴岡慧子監督が大学の卒業制作として撮り上げた作品で、第34回ぴあフィルムフェスティバルのコンペティション部門でグランプリに輝いたほか、ベルリン映画祭、釜山国際映画祭、など各国の映画祭で上映されている。クエンカ国際映画祭は、エクアドルで開催される映画祭で今年で11回目。同映画祭のコンペ部門は例年、ラテンアメリカ作品が大半を占めるが、本年度は『くじらのまち』がアジアから唯一選出された。

鶴岡監督は今回の受賞に「遠いエクアドルの地で、私達の作品を見ていただけたこと、そして今回、片野君が主演男優賞を頂いたこと、心から光栄に思います」とコメント。片野は「時間をかけて共に試行錯誤した監督や共演者、スタッフ全員のおかげです。この作品に素晴らしい機会を与えてくださった皆様と、何より評価していただいたFICCの皆様に感謝します」と述べている。

本作は、11月に愛知芸術文化センターにて開催される“第34回&35回PFFぴあフィルムフェスティバル in 名古屋”でも上映される。 

『くじらのまち』
“第34回&35回PFFぴあフィルムフェスティバル in 名古屋”で上映
日程:11月12日(火)〜11月17日(日) 
会場:愛知芸術文化センター