「お水はフランス産じゃなきゃダメ」

友人Cちゃんと二人で行った旅行先でのこと。ホテルに入る前に、コンビニで必要なものを買おうと商品を選んでいると、Cちゃんが暗い顔で訴えます「お水が無いのー!!」と。ミネラルウォーターを置いていないコンビニは今どきありませんよね。すると「フランス産の、あのお水を飲まないと一日が始まらないから、明日の朝のために探さなくちゃ」と言います。

彼女は美容に気づかっていますから、お水へのこだわりがわからないわけではありません。結局、コンビニを三軒はしごして、ようやくフランス産のお水をゲット。旅行で少し疲れているのに、お水を探して歩き回る辛さ…。「彼女と二度と旅行しない…」とまでは思いませんでしたが、「当分の間、一緒に行動するのはやめておこう」と思ってしまいました。

これが、もし男性との旅行だったら、相手の男性は、お水にこだわる彼女を理解できないかもしれません。私が感じたのと同じように「彼女と旅行は無理かも」と思われても仕方ありませんよね。「お水はフランス産」というルールが、異性を遠ざける可能性があるということです。もちろん、お水にこだわる彼女を愛おしいと思ってくれる男性がいれば別ですが。


誰でも、自分ルールは持っています。でも、ルールに縛られすぎてしまうと、モテないちゃん、モテない君になってしまう可能性があります。自分ルールが多過ぎて、周囲をうんざりさせていないか、一度、思い返してみるのもいいかもしれません。
 

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。