唯月ふうか 唯月ふうか

1981年の日本初演より毎年上演、世代を超えて愛され続けるブロードウェイ・ミュージカル『ピーターパン』。33年目を迎える今年は、7月14日(日)、KAAT神奈川芸術劇場よりスタートし、東京、大阪で上演される。主人公ピーターパンには、昨年のホリプロタレントスカウトキャラバンで歌唱力が高く評価され、審査員特別賞を受賞した唯月(ゆづき)ふうかが抜擢。9代目となる新たなピーターパンが誕生する。

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」 チケット情報

柔らかい笑顔と、高音で女の子らしいキュートな声が魅力の16歳。ピーターパンを演じるにあたっては、男の子らしさを研究中だ。「声が少し高いので、男の子らしい声の出し方や、足を組んだりする男の子っぽい仕草を勉強しています。前回の高畑充希さんのDVDや、街中の男性の仕草を見て参考にさせて頂いています」。演技や歌唱のスキルアップはもちろん、アクションシーンやフライングもあるため、体力づくりにも勤しむ。「高いところが苦手なので最初は少し緊張しましたが、2回目のフライング稽古では歌いながら飛べるようになりました。家では腹筋や背筋をして体力をつけたり、フライングのためにバランスボールに乗って、バランス感覚を鍛えたりしています」。

初代の榊原郁恵から、現在もミュージカル界で活躍する笹本玲奈、高畑充希ら、名だたる先輩女優の後に続くとあって、意気込みも十分だ。「出演が決まったときは、嬉しい気持ちと不安な気持ちの半分半分でしたが、今はとても楽しみです。ピーターパンのメイクをして衣装を着ると、すごくワクワクしてずっと鏡を見ちゃいますね(笑)。歴代の方々を参考にしつつ、声を生かして自分らしさを出したいと思います。元気が出るような歌ばかりなので、覚えて帰ってもらえると嬉しいですし、観てくれた子どもたちが“ふうかピーターパンになりたい!”と思ってもらえるような、カッコいいピーターパンを演じたいです」。

そんな彼女の周りを固めるのは、個性豊かな俳優陣。フレッシュな唯月ピーターパンと、2年ぶりにフック船長・ダーリング氏を演じる劇団☆新感線の橋本じゅんとの掛け合いにも期待したい。

公演は7月14日(日)・15日(月・祝)にKAAT 神奈川芸術劇場 ホール、7月18日(木)から28日(日) まで東京国際フォーラム ホールC、8月3日(土)・4日(日)に梅田芸術劇場 メインホールにて上演。チケット発売中。