オススメは高貯蓄率男子!

高貯蓄率男子、とは聞き慣れないキーワードですが、まさに貯蓄率の高い男子のことです。ポイントは年収が高いかどうかに着目するのではなく、どんな年収でも貯蓄率を見ることです。1000万円の年収でも年10万円しか貯めていないA氏は1%の貯蓄率男子、年収400万円でも年60万円貯めているB氏は15%貯蓄率男子と考えてみます。つまり、B氏のほうが貯蓄率男子比較の観点ではよほど優秀、ということになるわけです。

そして、「貯められる男」はファイナンシャルプランナーの目線では「買い」なのです。

まず、高所得でも貯められない男はけっこういます。年収1000万円でも貯金ゼロみたいな人は本当にいます。こういう男は年収が少しでも下がれば途端に借金生活です。しかし高貯蓄率男子は年収が下がっても貯金をしている分、バッファーがありますから少しぐらいの年収ダウンなら生活を維持することができます。先ほどのB氏なら、年収が60万円ダウンしても大丈夫というわけです。

また、年収が低いうちにしっかり貯められる人は、そのあとキャリアアップに成功すればもっと貯められる男子になります。年収400万円で15%貯められるB氏は、年収が600万円になったら、年間90万円貯められるでしょう(100万円以上になることも!)。こういう相手と結婚すると、住宅ローンの頭金づくりや子どもの教育資金準備も計画的にこなしてくれるでしょう。

貯められる男子は、ムダづかいもしないということなので、結婚相手としても安心できます。借金に追われるようなストレスもないので、不機嫌になったりDVされたり、お金を求められることもないでしょう。こういう男子は、服装も身だしなみも普通だったりしますが(ムダなお金をかけていないので)、FP的に「いい男」というのはB氏のタイプなのです。
 

photo credit: 401(K) 2013 via photopincc