「Zoner Photo Studio 15 PRO」(左)と「Zoner Photo Studio 15 HOME」

ジャングルは、チェコのZonerが開発した画像管理・編集の統合型グラフィックソフト「Zoner Photo Studio」の最新版、「Zoner Photo Studio 15 PRO」と「Zoner Photo Studio 15 HOME」を6月13日に発売する。

画像回転・反転やサイズ変更・切り抜き、イメージやテキストのオーバーレイ、色深度の変更、レベル補正、RGBトーンカーブ、色温度調整、露出補正、シャープネス、ブライトシャドウなど、131の設定項目によるきめ細かな編集機能とエフェクトで思い通りの画像を出力できる。クイック編集バー(Pane)の直感的なスライダー「クイック編集バー」で、編集結果をすばやく確認できる。

連続撮影した写真を1枚のパノラマ写真に合成してワイドビューグラフィックの出力ができる「パノラマ合成」や、2点の異なる角度で撮影した画像を合成して、立体に見える3D画像を作成できる「3D画像作成(アナグリフ形式)」など、特殊効果機能を備える。

デジタル画像に付属するEXIF情報をもとに、コントラストの強調、補正、彩度設定、ノイズ軽減などの操作を、Zonerのもつノウハウによって自動的に行うことができ、ファミリーユースでよく使う「赤目補正」にも対応する。ワンクリックで画像を補正できるので、作業時間のないときや画像編集に不慣れな人に適している。バッチ処理にも対応。複数の画像に複数の編集機能、複数の補正機能、または複数の効果を同時に適用できるので、大量の画像を処理する場合に役立つ。

画像管理では、ファイル名やキーワードなど自在なフィルタリングで並び替えて、カタログ内から目的の写真を1クリックで抽出できる。また、画像を「フォトギャラリー」(ウェブアルバム)形式で出力でき、ハガキ/カレンダーの作成に使えるテンプレートを用意している。このほか、FacebookやFlickr、Picasaなどのウェブアルバムへ、画像を1クリックでアップロードできる。

「Zoner Photo Studio 15 PRO」は、主要メーカー150種類のRAW形式をサポート。異なる露出で撮影した複数枚の写真を1枚の画像に合成するHDRイメージの出力に対応する。また、EXIF/IPTC/XMPの検索やフィルタリング、編集ができ、DVDスライドショー形式やPDFで出力する機能を搭載する。対応OSは、Windows 8/7/Vista/XP。

価格は、「Zoner Photo Studio 15 HOME」のパッケージ版が3980円、ダウンロード版が2980円、ファミリー内無制限ライセンス版が5980円。「Zoner Photo Studio 15 PRO」の価格は、パッケージ版が6980円、ダウンロード版が5980円、ファミリー内無制限ライセンス版が8980円。