「COMPUTEX TAIPEI」で新型VAIOをお披露目

【台北発】6月4日から8日まで、台湾・台北で開催されていたPCとPCパーツの展示会「COMPUTEX Taipei 2013」で、ソニーが同社として初めて台湾で「VAIO」の発表会を開催した。

発表したのは、スライド機構「Surf Slider」デザインを採用した「VAIO Duo 13」と圧倒的な軽量ボディを実現した「VAIO Pro13/11」だ。新型「VAIO」のキーワード「Watch」「Create」「Listen」「Connect」にもとづいて、高画質の追求や新開発のカメラ機能、高音質、そしてNFC(近距離無線通信)によるスマートフォンとの連携機能などをアピールしていた。

●圧倒的なスタミナの「VAIO Duo 13」

インテルのプレスカンファレンスで披露されたのが「VAIO Duo 13」だ。昨年秋に発売した「VAIO Duo 11」と同じように、液晶ディスプレイをスライドすることでタブレットのように使うことができる。

従来モデル「VAIO Duo 11」よりもひと回り大きな13インチ液晶を搭載しながら、背面のスタンド形状を改善することで、ほとんど変わらないサイズと質量を実現した。

さらに、先日発表されたばかりの第4世代コアプロセッサ、Haswell(コードネーム)のCore i5-4500USB(1.8GHz)を搭載することで、ウルトラブックでは最高クラスとなる約15時間のバッテリ駆動を実現した。

VAIO企画部統括部の森繁樹統括部長が行ったデモンストレーションでは、付属のデジタイザースタイラスを使った手書き入力や新開発CMOSセンサ「Exmor RS」を使った名刺スキャンなどを紹介。ワンタッチで台形補正し、付属の「NoteAnytime for VAIO」に貼りつけた。

●軽さを追及した「VAIO Pro 13/11」

もう一つの新シリーズ「VAIO Pro」はクラムシェル型のノートPC。13.3型と11.6型を用意する。ボディ天板や底面にカーボン素材を採用し、徹底的に軽量化にこだわった。13.3型モデルで重さは1060g、11.6型モデルは870gと、ウルトラブック最軽量を実現している。

両モデルとも、液晶解像度はフルHDに対応。展示モデルは、どちらも第4世代のCore i3-4010U(1.70GHz)を搭載していた。