円高でドルはもちろん、ユーロも大変安くなっている今年の円相場。
パスポート持って飛行場へ行ってしまいたい衝動に駆られるのを抑え、
フランス旅行に出かけた気分にさせてくれるお菓子をご紹介。

フランスのお菓子は華やかなイメージが先行してしまいがちですが
いっけん地味な焼き菓子が多いのも特色です。
一般に知られるところでは、カヌレやクイニーアマンといったところですが
フランスの地方には、その地の名産物を使った滋味溢れる焼き菓子が
たくさんあります。
そんなフランスの「地方菓子の詰め合わせ」があるお店はここ、アルティザン・テラ。
場所は池尻大橋と三軒茶屋の間の三宿交差点を入っていったところで世田谷公園のまん前です。
 

   

 











自然派のフランス菓子を目指しているというこちらのお菓子は国産素材や
オーガニック素材を使っているので、優しい味わいに仕上がっています。
フランス菓子研究家・大森由紀子さん監修の本格的な味わいです。

   
詰め合わせには6つの地方の7種類のお菓子が入っています。

   

スペインの国境近くに隣接するバスク地方からはガトーバスク。グリヨットとショコラ
の二つの味が楽しめます。柔らかめのサブレ生地にグリヨット(チェリー)が良く合います。

次はリムーザン地方のクルーゾワ。
リムーザンはフランスの内陸部でトリュフやフォアグラの産地であり、焼き物で
有名なリモージュといえばわかる方も多いのではないでしょうか?
へーゼルナッツの芳ばしさにメレンゲのふんわりとした口当たりがクセになります。

イル・ド・フランス地方からはタルト・モンモラシー。
パリ近郊のモンモラシーはさくらんぼの産地。
こちらもさくらんぼと芳ばしいサクッとした食感が病みつきになる一品。

ブルゴーニュ地方からはクロケ・オー・ザマンド。
カリカリ、サクサクが後をひく美味しさ。食べ始めたらやめられません。
アイスクリームをのせて食べるのも美味しいです。

ロワール地方のプランタジュネット。
フランスの庭と称されるロワール川流域のロワール地方。
この地方の豪族の家紋から名づけられたプランタジュネット。
アーモンドの豊かな風味の中にダークチェリーの心地良い
酸味がハーモニーを奏でるこのお菓子は珈琲にもよく合います。

ブルターニュ地方のガトーブルトン。
ゲランドの塩が有名ですが、フランスでは珍しく有塩バターを使う地方です。
少し塩味の効いた生地にプルーンのコンフィチュール、とても伝統菓子らしい味わいです。

遠いフランスの田園風景に思いを馳せながらフランス伝統菓子を食べてみませんか?
12月は上記のほかにもアルザス地方のパン・デピスもあります。
食べ終わった頃にはすっかりフランス旅行に行った気分に?
私は書きながら空港に直行したくなりました。

フランス地方菓子お詰め合わせ 2.100円
ガトーバスク2パック/ケーク・プランタジュネット1パック/クルーゾワ1パック/タルト・モンモランシー1パック/ガトー・ブルトン1パック/クロケオーザマンド1パック
ネットでも買えますよ。

【店舗情報】
アルティザン・テラ
住所:世田谷区下馬2-44-11
Tel: 03-5787-8850
営業時間:10時~20時

かみや・ちかよ 株式会社スイートネットワーク代表。マーケティング、試食モニター、商品開発、スイーツコーディネート、販促、販売までスイーツに関して幅広く手がける。日経PLUS1のスイーツランキングや新製品バトルではお馴染み。スイーツ以外ではゴルフや車に興味が深く、ゴルフ場のスイーツを美味しくしたいと願っている今日この頃。公式HP