「カラー・オブ・ザ・イヤー 2018」の「ウルトラ バイオレット」

米PANTONEが世界中のデザインやマーケティング関係者向けに発表している「カラー・オブ・ザ・イヤー」は、PANTONEが提示する、その年のトレンドカラー。2018年は独創的で想像力に溢れるスミレ色「Ultra Violet(ウルトラ バイオレット)」に決定した。17年のトレンドカラーの「グリーナリー」は春夏のイメージが強かったが、今回は季節を問わず、さまざまな製品に取り入れられそうだ。

デザイン家電とも呼ばれる調理家電や一部の生活家電のカラーは、鮮やかな赤やオレンジ、ブルーから、レトロなカラー、モノトーン、ステンレス調まで幅広い。春に売れる電動アシスト自転車も、カゴやフレーム部分はレトロ系やビビットなトーンが多い。17年の流行語「インスタ映え」は、今まで以上に「見た目」を重視し、グレードアップに多くの費用を投じる消費の傾向をワンフレーズで示したものだ。

性能強化とともに、無線LANルータ(Wi-Fiルータ)や室内アンテナさえ、インテリアになじむ、デザイン性の高い製品が登場。逆にいうと、一度購入すると、故障するまでなかなか興味・関心をもってもらえない家電・デジタル製品は、デザイン面の変化をアピールするしかない段階に入っている。毎年発表される「トレンドカラー」は、こうした成熟したマーケットの起爆剤でもあるのだ。(BCN・嵯峨野 芙美)

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