近日登場予定の「ロック機能付きクレジットカード」の券面イメージ

三井住友カードと米Dynamicsは、世界で初めての「ロック機能付きクレジットカード」を2018年に日本市場で展開すると発表した。

両社は、米ラスベガスで開催中の世界最大規模のエレクトロニクスショー「CES 2018」の会場で発表を行い、Dynamicsの「Wallet Card」を基盤技術として活用して発行する新型カードを「世界で最もセキュリティが高い決済カード」と紹介した。

新型カードには、LEDランプや液晶画面、番号を入力するタッチ式ボタンが備わっており、カードを利用する都度、カード上のタッチ式ボタンでユーザー自身が設定したパスワードを入力して起動する。

起動すると、液晶にカード番号が表示され、表示中のみ、磁気ストライプ・ICチップの機能がアクティベートされ、通常のクレジットカードと同様に利用できる。カード利用後は、液晶のカード番号が非表示となり、磁気ストライプ、ICチップの機能が停止し、パスワードを知らない第三者の不正利用などは不可能になる。

カードをアクティベートするためのパスワードは、カード受け取り後、本人が設定する。利用可能店舗は既存のVisa加盟店。店頭決済はもちろん、インターネット通販などでも利用できる。