小池徹平がショービジネスに生きる人々を描くミュージカルに挑む

2013.6.14 19:52配信
左から、小池徹平、宮澤エマ、柿澤勇人  撮影:源 賀津己 左から、小池徹平、宮澤エマ、柿澤勇人  撮影:源 賀津己

昨年は初舞台『シダの群れ 純情巡礼編』のほかにドラマ『ドロクター』、今年も『あまちゃん』などで従来のイメージを覆す表情を見せ、俳優として成長著しい小池徹平。彼が舞台2作目に選んだのが、ミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング~それでも僕らは前へ進む~』だ。作詞作曲はスティーブン・ソンドハイム、日本版演出は宮本亜門が手掛ける堂々のブロードウェイ・ミュージカル。共演に柿澤勇人、宮澤エマというフレッシュな顔合わせも話題の本作について、その3人に話を聞いた。

『メリリー・ウィー・ロール・アロング』チケット情報

ミュージカル出演の決め手について「新しいことにチャレンジしたいという気持ちが大きくなっていて。ミュージカルということで驚かれることが多いんですが、刺激を受けて何でも学びたい自分としては、ごく自然な流れなんですよ」と笑う小池。登場人物は、成功を収めたものの満たされない気持ちを抱えた作曲家フランク(柿澤)と、かつての親友で脚本家のチャーリー(小池)、同じくライターのメアリー(宮澤)。物語は3人の公私にわたる出来事を、40代の現在から、20代でキャリアをスタートした当時に遡って展開する。ショービジネス界が描かれることについて小池は、「台本を読んで改めて感じたんですが、この仕事は見てくださる人に何かを与えられるんだなということ。仕事をする者同士の絆、お客様とのつながり…それら全部を含めての“対人間の関係”の大切さが、このミュージカルでは描かれていると思います」と語った。

続けて、劇団四季退団後も舞台に映像にと活躍中の柿澤も「結末が分かっていて、それから夢を抱いていた若い頃に遡って描くというのは面白いし、同時にどこか切ないですよね。でもだからこそ、今の日常に疲れてしまった人や、夢を叶える途中にいる人に観て欲しい。舞台と一緒に自分の昔を振り返ることで、もう一度元気になれる気がするから」と話す。一方の宮澤は、これが女優デビュー。宮澤喜一元首相の孫にあたり、欧米の大学で学んだ才媛だ。歌のレッスンは続けてきたとはいえ、芸能界デビューしてまだ1年足らず。「もちろん“宮澤って誰だ?”状態ですよね(笑)。今回、大きなチャンスをいただいたことは光栄な半面、夜も眠れないほどの不安も心配もあります。でも子どもの頃から観ていた憧れのミュージカル。緊張が快感になるくらいの気合いで務めたいです」と笑顔で語ってくれた。

取材中も笑いの絶えない3人。聞けば同世代(小池27歳、柿澤25歳、宮澤24歳)とあって、すぐに意気投合できたとか。「20代の僕らが演じるからこそ伝わる友情や愛、葛藤などがあると思う。この3人らしい『メリリー~』が届けられればいいな」という柿澤の言葉が印象に残った。

公演は11月1日(金)から17(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場にて。チケットの一般発売は6月29日(土)午前10時より。

取材・文:佐藤さくら(映画&演劇ライター)

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