あの人たち、安い皿ばかり取ってるね

子どもはお寿司が大好きで、外食と言えば回転寿司が家族の定番でした。どのお皿も同一料金のお店もあればそうでない店もあり、我が家は自宅から一番近かったこともあり同一料金ではない店に行くことが多かったと話すママ。

家計の事を考え、なるべく安いお皿を取ることを普段から子どもに言っていたこともあって、お皿の色には敏感だった子どもが、ある時他のお客さんが座るテーブルに置かれたお皿を指さして言った言葉に一瞬凍りついたと言います。

「あの人たち、安い皿ばかり取ってるね」

確かにそれは事実ですが、言われた方からしたら「そんなこと言われる筋合いはないだろ!勝手だろ!」ですよね。

さすがにフォローもできず、頭を下げ申し訳なさそうにしているしかなかったというママ。これまた一瞬にして凍りついたママの気持ちが伝わってきますよね。

あのおばさん、シルバーシートに座ってるからおばあさんだね~

シルバーシートはお年寄りや体の不自由な人が座る席だということは、子どもに教えたこともあり、保育園でも習ったという息子。

シルバーシートはお年寄りしか座ってはいけない席だと思い込んでいたようで、50歳くらいの中年のおばさんがシルバーシートに座っている姿を見て息子が爆弾発言をしたと話すママ。

「あのおばさん、シルバーシートに座ってるからおばあさんだね~」

その声はまる聞こえ。しかも電車の中は狭く静かなため息子の声は周りの人すべてに聞こえてしまいました。とっさに周りの人にも聞こえるように「お年寄りじゃなくても座れるんだよ。」と言ってフォローしても、言われたおばさんの表情は硬いままだったそうです。

子どもが発したひと言とはいえ、気まずくなり次の駅で降りたのだとか。思わず凍りつきそうな子どものキツイひと言ですね。

まとめ

このように、素直すぎる子どもが発した言葉は、確かに目で見た通りの事実ですが、大人の事情を考えれば口にして欲しくない言葉はたくさんあります。

なぜ言ってはいけないのかを説明したところで、子どもには難しく、理解してもらうことはなかなか出来ません。理解できない子どもに叱っても何の意味もないのです。

子どもが社会勉強をする中で自然に身に付くまで親は見守るしかありませんが、それまでは優しくフォローできるスキルを大人も身に付けるようにすると良いですね。

子どもも勉強。大人も勉強。お互いが勉強をし、乗り越えて行きたいものです。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。

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