ミュージカル・コンサート『4Stars』より。左から、レア・サロンガ、城田優、シエラ・ボーゲス、ラミン・カリムルー ミュージカル・コンサート『4Stars』より。左から、レア・サロンガ、城田優、シエラ・ボーゲス、ラミン・カリムルー

城田優と、ブロードウェイ、ウェストエンドの第一線で活躍するスター3名で贈るミュージカル・コンサート『4Stars』が、6月15日に東京・青山劇場で開幕した。演出は『オペラ座の怪人』などを手がけたハロルド・プリンスの一番弟子でありブロードウェイでも数々の話題作を演出しているダニエル・カトナー、音楽監督は日本でも上演された『ラスト・ファイヴ・イヤーズ』などを作ったジェイソン・ロバート・ブラウンという一流のクリエイターが務める。まさに世界にも類を見ない“プレミアム・ショー”だ。

ミュージカル・コンサート『4Stars』チケット情報

ステージは、ロジャース&ハマースタインやソンドハイムなど、名作曲家の作品をまとめたコーナーや、『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』など名作をフィーチャーしたコーナーなどから構成。これぞというミュージカルのビッグナンバーから、ミュージカルファンも唸るツウな選曲で多彩に魅せていく。中でも、ディズニー映画『アラジン』のジャスミン姫、『ムーラン』のムーランの歌声を担当し、ディズニーランドから“ディズニー・レジェンド”の称号を授けられたレア・サロンガ、そしてブロードウェイ・ミュージカル『リトルマーメイド』のアリエル役をオリジナルキャストで務めたシエラ・ボーゲス、ふたりの歌姫がそれぞれの持ち歌とも言うべきナンバーを歌うコーナーは、“ホンモノ”の歌声が劇場を包みこみ、圧巻のひと言。さらに、2011年に世界のミュージカル界の話題を集めた『オペラ座の怪人』25周年記念公演でファントムを務めたラミン・カリムルー、クリスティーヌ役を演じたシエラのコンビでの『オペラ座の怪人』コーナーも、ファン感涙の豪華共演。まさに世界の伝説となっている歌声が、日本のステージで聴ける贅沢なステージになっている。この世界トップクラスの3人に、城田も日本代表として負けじと食らいつき、彼がミュージカルスターとして一躍注目された出世作『エリザベート』のナンバーなどを堂々と披露。4人でのハーモニーも美しく響かせていた。

初日前の会見で、城田は「とにかく緊張のひと言。前日のリハーサルでもめちゃめちゃ緊張して、久々に泣きました。俺はこの人たちと同じ舞台に立つのかと思った瞬間にもう、怖くて」と心境を明かすも、「でもお三方からたくさんアドバイスをいただいたし、緊張してるといろんな言い方で僕を和ませてくれるんです。3人に付いていって、最高のショーを届けられたら」と腹をくくった様子。「この世界を代表する3人のスターと一緒に歌えることを心から幸せに思い、この幸せが皆さまにも届くように一生懸命歌っていきたい」と力強くアピールをしていた。

公演は6月23日(日)まで同劇場にて行われる。その後、6月27日(木)から30日(日)にかけて、大阪・梅田芸術劇場 メインホールでも上演。チケットはともに発売中。

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