左・デイヴィッド・リー・ロス 右・エドワード・ヴァン・ヘイレン 撮影:アラキシン 左・デイヴィッド・リー・ロス 右・エドワード・ヴァン・ヘイレン 撮影:アラキシン

ハードロック界を代表するアメリカのロックバンド、ヴァン・ヘイレンの15年ぶりとなる来日公演が、6月18日愛知・愛知県体育館よりスタートした。

ギターのエディ・ヴァン・ヘイレンの体調問題で、一時延期となっていた本公演。彼が元気な姿でステージに現れると、この日集まったオーディエンスは大きな歓声で出迎えた。また、今回の公演でファンが注目する事のひとつに、バンド結成時のボーカリストである、デイヴィッド・リー・ロスを含んだメンバーでの来日である事が挙げられる。デイヴィットは最大のヒット作として知られるアルバム『1984』制作時のメンバーであり、彼を含めての来日は34年ぶり。演奏がスタートし、デイヴィットのボーカルが響き渡ると、会場は異様な熱気に包まれた。

初期楽曲を中心に構成されたこの日の公演では、エディ・ヴァン・ヘイレンは終始安定感のある素晴らしいギタープレイを披露。ギターソロパートでは、会場はひと際大きな歓声に包まれた。また親日家としても知られるボーカルのデイヴィッド・リー・ロスは、衰えないボーカルと小気味いいダンスとともに、日本語によるMCでも会場を大いに沸かせる。終盤では『ジャンプ』『パナマ』などの名曲をプレイ、年齢を感じさせないステージングでファンを圧倒した約2時間の公演であった。

なお、ヴァン・ヘイレンはこの後、6月21日(金)に東京・東京ドーム、6月24日(月) ・26日(火)大阪市中央体育館でも来日公演を開催、こちらでも気合の入ったパフォーマンスを見せてくれそうだ。チケットは発売中。