「ハリー・ポッター展」の模様

10年に渡りファンを魔法の世界に誘い、世界的ヒットを記録した映画『ハリー・ポッター』シリーズの世界観を忠実に再現した「ハリー・ポッター展」が22日(土)から日本で初開催されることになり、一足先に抽選で選ばれたファン&プレス向けの内覧会が行われた。会場となる森アーツセンターギャラリー(六本木)には、映画で使用された本物の衣装や小道具など数百点が展示。関係者によると、日本での展示品は太平洋を横断し、5月22日に東京港へ到着し、70台以上のトラックで森アーツセンターギャラリーに運び込まれたという。

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会場に一歩足を踏み入れると、「グリフィンドール談話室と寮」「薬草の教室」「禁じられた森」などセクションごとに人気場面を再現したセットがお出迎え。主演を務めたダニエル・ラドクリフが着用した衣装をはじめ、ハリー・ポッターの杖と眼鏡、宿敵ヴォルデモート卿のローブや“分霊箱”、最終章で重要な役割を果たした“死の秘宝”と呼ばれる透明マントにニワトコの杖など貴重なアイテムが多数展示され、映画の世界観を直接体感できる。

また、劇中の人気スポーツ“クィディッチ”のコーナーでボールを投げたり、「薬草の教室」でマンドレイクを引き抜いたり、「ハグリッドの小屋」で巨大な肘掛け椅子に座ったりと、実際に触れて遊ぶことができる体験型の展示もされている。

世界各地ですでに200万人を超えるファンが体験した「ハリー・ポッター展」は、2009年4月のシカゴでのワールドプレミアを皮切りに、ボストン、トロント、シアトル、ニューヨーク、シンガポールを経て、現在はニューヨークにてアンコール開催中だ。

今回の日本開催を受けて、映画シリーズでプロデューサーを務めたデイヴィッド・ヘイマン氏は「この映画に関わったすべての素晴らしいアーティストやデザイナーを代表して、ハリー・ポッター展に来てくださることに感謝します。この展示を皆さんが心から楽しまれ、ご覧になった素晴らしい美術作品や技術に感動していただければ、これほどうれしいことはありません」とコメントを寄せている。

「ハリー・ポッター展」
東京・六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで6月22日(土)〜9月16日(月・祝)開催
※会期中無休