極め炊き 極め羽釜

象印マホービンは、羽釜形状の内釜を採用した圧力IH炊飯ジャー「極め炊き 極め羽釜」(NP-WA10)と、三菱レイヨン・クリンスイと共同開発した炊飯に最適な水をつくる「炊飯浄水ポット」(MQ-JA11)を、8月21日に発売する。

「極め炊き 極め羽釜」は、釜の外側部分に発熱効率の高いステンレスを採用し、釜の厚さと質量を見直すことで蓄熱性を高めた。すばやく熱が伝わり、高火力を維持しながら炊飯するので、ごはんがふっくらと炊き上がる。内釜に取りつけるステンレス製の羽は、一品ずつ精密に削り出して生産している。

釜の羽に密着して加熱する「かまどヒーター」を搭載。面積を従来機種「NP-SC」の約3倍にすることで、側面からの加熱を約1.6倍に強化し、昔のかまどのような側面からの大火力で、お米1粒1粒まで熱を行き渡らせる。

釜の内側にプラチナ(白金)ナノ粒子をコーティングするとともに、遠赤外線効果によって、ごはんの甘み成分(還元糖)を約60%、うまみ成分の一つであるアミノ酸を10%向上させる。

保温は、底センサが細かく火加減で温度をコントロールする「極め保温」。「うるおい二重内ぶた」と蒸気口の「おひつボール」が水分の蒸発を抑えて、40時間までの保温を実現した。「保温切」メニューも用意する。

前回食べたごはんの味を、アンケートに回答するだけで好みの食感(かたさ・粘り)に炊く「わが家炊き」メニューで、121通りの炊き方を選ぶことができる。

お米の軽量や洗い方など、おいしく炊くコツをまとめたDVDが付属する。サイズは幅29.5×高さ24.0×奥行き36.5cmで、重さは約8.0kg。カラーは、プライムホワイト、プライムブラウンの2色。価格は12万6000円。

「炊飯浄水ポット」は、ろ材に炭酸カルシウムと活性炭を独自配合して、炊飯用に調整した専用カートリッジを採用。炊飯に最適なpHにコントロールする。専用カートリッジによって浄水した水は、お米の表面のたんぱく質を分解して、お米の中まで浸透し、アルファ化を促進することで甘みや粘りを向上させる。

カートリッジは、家庭用品品質表示法で指定されている13物質を除去。中空糸膜フィルターを使用することで高い浄水能力を発揮するので、飲料水にも使用できる。カートリッジの交換目安は約5か月。

フタが落ちない「スライドトップ」、どこを持っても握りやすい「ラウンドハンドル」、取り出しやすい「フックつきトップ」、滑りにくくテーブルをキズつけにくい「底面ラバー」など、簡単で使いやすい設計だ。

浄水部容量は1.1Lで、全容量は2.1L。サイズは幅10.5×高さ28.0×奥行き21.5cmで、重さは空の場合が0.7kg、満水時は1.9kg。価格は8400円。専用カートリッジは別売で4200円。