クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団 (c)Yuri Bogomaz クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団 (c)Yuri Bogomaz

2006年の「ルツェルン・フェスティバル in 東京」から7年。巨匠クラウディオ・アバド率いるルツェルン祝祭管弦楽団が、今年10月に来日することが急遽決定!サントリーホールで4公演を開催する。

「クラウディオ・アバド指揮 ルツェルン祝祭管弦楽団」の公演情報

1938年に第1回が開催され、今年で75周年を迎えるスイスの世界的音楽祭、ルツェルン・フェスティバル。そのホスト・オーケストラとして毎回臨時編成されるのがルツェルン祝祭管弦楽団だ。2003年のクラウディオ・アバドの芸術監督就任を機に、アバドを慕う超一流ソリストや室内楽奏者、ベルリン・フィルをはじめとする世界の名門楽団のメンバーで構成されるようになり、夢のスーパーオーケストラへと進化を遂げた。

7年ぶりの来日公演メンバーは、現時点ではヴィオラのヴォルフラム・クリスト、フルートのジャック・ズーン、オーボエのルーカス・マシアス・ナバッロ、ホルンのアレッシオ・アレグリーニ、トロンボーンのヨルゲン・ファン・ライエンなど、アバドと共演を重ねる名手たちの参加が決定している。

来日公演の演奏プログラムは、シューベルト&ブルックナーという両大作曲家による「未完成」、そしてベートーヴェンの交響曲第3番「英雄」。いずれも今夏のルツェルン・フェスティバルで演奏予定の作品だ。近年アバドとルツェルン祝祭管が集中的に取り組んでいるブルックナー、そしてアバドがウィーン・フィルやベルリン・フィルと何度もチクルスを実施してきたベートーヴェン。巨匠の経験と叡智が集約された至高の演奏が繰り広げられそうだ。

また、11年ぶりとなった昨年の来日ツアーが大反響を呼んだばかりの名ピアニスト、ラドゥ・ルプーの参加も決定。ルプーも近年頻繁にアバドと共演を繰り広げており、東京で実現する大家同士の共演にも期待が高まる。

クラウディオ・アバド指揮ルツェルン祝祭管弦楽団は、10月15日(火)・ 17日(木)・ 20日(日)・ 21日に東京・サントリーホールで開催。チケットの一般発売は6月30日(日)10時より。また一般発売に先駆けて、チケットぴあでは6月22日(土)10時よりプレイガイド最速先行受付(先着順)をスタートする。

■ルツェルン祝祭管弦楽団 指揮:クラウディオ・アバド
10月15日(火) 19:00 / 10月17日(木) 19:00 サントリーホール 大ホール
シューベルト:交響曲第7(8)番 ロ短調 D759「未完成」
ブルックナー:交響曲第9番 ニ短調
10月20日(日) 18:00 / 10月21日(月) 19:00 サントリーホール 大ホール
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番 ハ短調 op.37(ピアノ:ラドゥ・ルプー)
ベートーヴェン:交響曲第3番 変ホ長調 op.55「英雄」