舞台あいさつの様子

士郎正宗氏の人気コミックを映像化したシリーズ最新作『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』の初日舞台あいさつが22日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、人気声優の坂本真綾(草薙素子役)、黄瀬和哉氏(総監督・キャラクターデザイン)、冲方丁氏(シリーズ構成・脚本)、むらた雅彦氏(監督・絵コンテ)、石川光久氏(製作総指揮)が登壇した。

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同日、続編となる『攻殻機動隊ARISE border:2 Ghost Whispers』の11月30日(土)公開が明らかとなり、黄瀬氏は「佳境とまでは言わないですが、現在製作が進んでいます。border:1とは違う切り口で、よりパワフルで面白いものになるはず」と自信を示した。

“攻殻機動隊”の創設過程や、ヒロイン草薙素子の過去を描く『攻殻機動隊ARISE』。歴代攻殻シリーズを手掛けるプロダクションI.Gがアニメーション制作を続投する。各話約50分、全4部作でシリーズ構成されており、音楽には世界的アーティストのコーネリアスを起用。「攻殻は日本以上に世界で支持されているタイトル。新作で世界と戦うために、最高のスタッフを集めて製作している。今後、最高から“最強”になるのはお客さん次第なので、応援お願いします」(石井氏)と攻殻の“再起動”に並々ならぬ意欲を見せた。

本シリーズは声優陣も一新されており、かつて『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(押井守監督)、テレビアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」(神山健治監督)でそれぞれ素子の“少女期”を演じた坂本が、オーディションで主演を獲得した。坂本自身も「全部DVDを買ったほど」(本人談)の攻殻ファンだけに、「キャストが変わることで、ファンの皆さんがどう思うのかは私にもよくわかる。素子を演じるなんて、夢にも思わなかったが、逆にプレッシャーに耐えられるのも私しかいないと思った」と決意を新たにしていた。

『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』は2週間限定で劇場公開。全国封切りと同時に、本編Blu-rayの劇場先行発売と有料配信が始まっている。

『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』
6月22日(土)からTOHOシネマズ六本木ヒルズ、新宿バルト9ほか全国劇場で2週間限定上映