桐谷美玲

関ジャニ∞の大倉忠義の初の単独主演映画『100回泣くこと』が22日に初日を迎え、大倉をはじめ、桐谷美玲、ともさかりえ、廣木隆一監督が都内劇場で行われた舞台あいさつに登壇した。

その他の写真

原作は中村航の人気小説。事故で記憶の一部を失った青年・藤井、彼のかつての恋人で、ある意図からその事実を隠したまま再び彼と恋人となった佳美。ふたりの切なくも美しい恋の行方を描き出す。

映画を観終えたばかりの客席には涙ぐみ、目頭を押さえた観客の姿も。大倉は感動に包まれた劇場で観客に対峙し「不思議な感じです」と感慨を口にした。「ドラマでは観た直後の人に会うことはないので。今日、朝来るときも『大丈夫かな?』とか『全然、泣いてなったらどうしよう?』と思ってた」と明かし、客席の反応にホッとした様子を見せた。

桐谷は改めて印象的なシーンを問われると「ふたりで幸せな中、バイクに乗ったり料理をするシーンは楽しみながら撮影してました。教会での結婚式ゴッコもふたりならではの楽しさがあって、撮影してても楽しく、かわいくて幸せだけどちょっぴり切ない感じが出ていると思います」と微笑んだ。

大倉は東京を皮切りに、明日以降、名古屋、大阪、福岡、仙台と、各都市の12もの劇場を巡り、この日の東京とあわせて20回もの舞台あいさつに臨む予定。さらに、単に舞台あいさつをするだけでなく、“100回”にちなんで観客からの計100の質問に全国各地で答えることもあわせて発表された。「キワドイ質問はカットさせていただきます!」と前置きしつつも大倉はやる気満々の様子。

予行練習として桐谷が「いま、大倉さんが叶えたい願いは?」と質問すると「この映画のヒットです」と主演俳優らしい解答。さらにプライベートでの願いを聞かれると、本作の撮影でハワイを訪れたが、ほとんどバスの移動と撮影に費やされたことに触れ「男のマネージャーとふたりきりで浜辺で寝転んで『来るならプライベートだな』と思った。仲の良い友達と来てキャッキャしたい」と語った。

さらに廣木監督に「オフは何してるの?」と質問されると「オフは泣きたいので、映画館で周りに誰もいない席を探して(泣ける映画を)観に行ってます」と意外な過ごし方を告白。本作に関しても「どこかに出没するかも」とプライベートで泣きに来ることを予告してファンの期待をあおっていた。

『100回泣くこと』
6月22日(土)より全国ロードショー