『10人の泥棒たち』

「ぴあ」調査による6月21日、22日に公開された映画・満足度ランキングは、クライムサスペンス『10人の泥棒たち』がトップに輝いた。2位に吉田修一の同名小説を真木よう子主演で映画化した『さよなら渓谷』が、3位に関ジャニ∞の大倉忠義、初の単独主演映画『100回泣くこと』が入った。

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1位の『10人の泥棒たち』は、世界にたったひとつしかないダイヤモンド“太陽の涙”を巡り、10人のプロ集団が壮大なミッションに挑む姿を描いた作品。出口調査では「良い意味で予想を裏切られる展開がたくさんあって大満足!」「10人の泥棒たちが策略をめぐらせ、最後まで緊迫感があってダイヤがどうなるのかハラハラした」「役者の顔ぶれが豪華で見応えがあった。声優陣の吹替えも完璧で違和感なく観られた」「どんでん返しが多く、ダマされた。展開がスピィディーで、冒頭からワクワクさせてくれる。もう一度、観たい!」など、10代から60代までの観客から好評だった。

2位の『さよなら渓谷』は、都会から離れた緑豊かな渓谷を舞台に、のどかな町で起こった幼児殺害事件と、その隣家で暮らすかなこ(真木)と俊介(大西信満)の夫婦の“隠された過去”を描いた愛の物語。観客からは「難しいテーマではあるが、スッと物語に入り込めた。究極のシチュエーションではあるが、そこに人間の素晴らしさを感じた」「多くを語らないが演技で魅せている。特に真木よう子の演技は力強く迫力を感じた」「複雑な心情が繊細に描かれていて、真木よう子と大西信満がそれを見事に表現していた」「ここまで深く男女の関係を描いた作品は観たことがない。素晴らしい映画だった」などのコメントが寄せられた。

(本ランキングは、6月21日(金)、22日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)

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