人気アニメの最新作『怪盗グルーのミニオン危機一発』のLAプレミアが22日(現地時間)にユニバーサルスタジオで開催され、全世界の吹替えキャストが集結。日本からは怪盗グルー役の笑福亭鶴瓶をはじめ、中島美嘉、中井貴一が出席した。
映画は、泥棒稼業から足を洗った偏屈な“元”怪盗グルーと幼い三姉妹が、何者かに誘拐されたミニオンを救出するべく活躍する姿を描くアトラクション3Dムービー。前作に引き続き怪盗グルーの声を笑福亭鶴瓶が、グルーと恋に落ちる新キャラクターのルーシー役を中島が演じるほか、グルーの敵となるエル・マッチョ役を中井が演じることが発表された。
ミニオンの黄色をイメージしたイエローカーペットに登場した鶴瓶は「盛り上がってますよ。ミニオンみるとテンションあがるね。ミニオンえらい人気あるよね。すごいよね。前はダウンタウンでやったんですが、(今回は)本場のここですから、本当にテーマパークでやってるって感じですね」と、3年ぶりの出席となるワールドプレミアに大興奮。プレイベートでも鶴瓶と仲が良いという中井は「今回お話をいただいて、全く初めてなんですが、僕らの仕事の延長のようなものですし、鶴瓶さんがおやりになっているっていうので、お引受けしました」と話し、「同じ落語家として(笑) 映画やドラマでご一緒したりとしているので、ライバルとは恐れ多い、もっとも敬愛している友人の一人で、ライバルとは思ってないです」と笑いを交えてコメント。それに対して鶴瓶は、「あたりまえや。(中井さんは)すごい俳優ですから。20何年振りに一緒になったんです。でもうまいんですよ。ふたりとも初めてなのに、早いこと(ふたりは) 録りが終わってしまったんですよ。僕は5日くらいかかりました」と共演した中井と中島を絶賛した。
さらに鶴瓶は「言っていいのかわからないですが、恋におちるんですよ。キスシーンで『チュッ』て音を入れたら、監督に『その音はいらないんです』って怒られました(笑)」と明かし、中島は「やっていくうちに好きになっていくというのがあったので、少しずつ変わっていけたらなと思いながらやりました」と振り返った。
プレミアで鶴瓶は本家グルー役を演じたスティーヴ・カレルとも3年ぶりに対面。カレルは「世界中の子供たちが楽しみにしていると思うよ。前作は感動も笑いもあったし、ミニオンもいる。ミニオンを嫌いになんかなれないだろ? 子供にはもちろんだけど大人にもいいね。どちらも楽しめると思うよ」と本作の魅力をアピール。さらに、次回作の製作について「本作がどう受け入れられるか次第だね。でも、あることを祈っているよ!」とコメントを寄せた。
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
9月21日(土)TOHOシネマズ 有楽座ほか全国ロードショー