『SHORT PEACE』より『火要鎮』(C) SHORT PEACE COMMITTEE (C) KATSUHIRO OTOMO/MASH・ROOM/SHORT PEACE COMMITTEE

『AKIRA』『スチームボーイ』の大友克洋の9年ぶりの新作『火要鎮』を含むアニメーション映画『SHORT PEACE』が、7月20日(土)より公開されるのを前に、浦沢直樹、安彦良和、細田守からコメントが届いた。

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本作は大友をはじめ、『FREEDOM』の森田修平、『鉄コン筋クリート』の安藤裕章、ガンダムシリーズなどのメカデザイナーとして著名なカトキハジメが、“日本”を共通テーマに競作したオムニバス作品。大友監督が手がけた『火要鎮』は、悲恋の情念を激しい炎として表現しながらも江戸情緒を静謐に再現している。

影響を受けた作品のひとつに大友初の短編集『ショートピース』を挙げる浦沢直樹は、「1979年、大友さんの『ショートピース』という単行本は僕に火をつけた。2013年『SHORT PEACE』という映画が世界中に火をつける。まさに『火要鎮』ですね」と絶賛。『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザイン・作画監督を務めた安彦良和は、「これは『大友一家の殴り込み』だな。アニメ界への、そして世界への」と語る。

今年2月に行われた毎日映画コンクールの授賞式で「『火要鎮』は今までのアニメーションでなかったことを実現させた」と熱弁した細田守は、「豪華絢爛な挑戦の数々に圧倒され、まばたきする暇もありません。大友克洋監督に、改めて深い敬意を抱きます」とコメントを寄せている。

『SHORT PEACE』
7月20日(土)ロードショー