みなさんも「ガラパゴス化」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ダーウィンの進化論にでてくる「ガラパゴス諸島」の生態系になぞらえて使われている言葉です。

一般的に使われる「ガラパゴス化」とは、孤立したある環境の中で「最適化」だけがどんどんエスカレートしていくことで起こる現象のこと。結果的に「特定の人にだけ強く支持される」ちょっと奇妙な商品を呼ぶときなどに使われています。日本の携帯電話などは、その特異な進歩を称して「ガラパゴス携帯」と呼ぶこともあるそうです。

携帯電話の分野では苦戦をしていますが、日本が島国である以上、場合によっては「汎用性」のあるものより、生活を便利にする「最適化」されたガラパゴス商品のほうが人気になることも。特に「キッチン家電」にはそんな商品がたくさん存在します。
 

Panasonic GOPAN(ゴパン)
Amazonで購入

例えば、パナソニックが販売する「ゴパン」などはその代表格。ご飯から「食パン」を作ろうという発想も、お米が大好きな日本人ならでは。さらに、そのパンがまた美味しいというのですから、大ヒットするのも頷けます。

しかし、ゴパンなどの人気商品以外にも、消費者のニッチな欲望を満たしてくれるガラパゴス化した「キッチン家電」は多数存在。さらに、日本だけでなく海外製品の中にも、日本とは違う形で「ガラパゴス化」した興味深い商品もあります。そこで、今回はそんな国内外の個性あふれる「おもしろキッチン家電&器具」をいくつかピックアップして紹介します。ネットから購入できるものばかりなので、ぜひチェックしてみて下さい。

 

 

ピザ焼き機 PIZZAKY(ピザッキー) 

 

アメリカ生まれのピザ焼き機「ピザッキー」。オーブンでは難しい30cmサイズのピザでもカリカリに焼いてくれるというもの。使い方はとても簡単。ターンテーブルの上にピザ生地と具材ををセット。あとはスイッチを押すだけでターンテーブルが回転、上下のヒーター部分がピザをカリッと焼き上げてくれます。もちろん、手作りピザだけでなく、冷凍ピザを温めるのにも役立ちそう。今までありそうでなかった形のピザ焼き機。少しずつ焼かれながら回るピザを眺めているだけでも楽しそうですね。

輸入商品のため、お値段はサイトによってまちまちですが、だいたい8000円前後で販売されているようです。しかし、メディアでも取り上げられた商品のため人気が殺到。現在は在庫切れの状態が続いているとか。もし見つけた際は買っておいても損はないかも?