――ところで総選挙のスピーチの後、舞台上で表明した「SNH48を進化させる」ということについては?

言っちゃったものの、大仕事ですよね(笑)。でもこれこそ自分がSNH48にいる意味だと、今でははっきりと言い切れます。

正直SNH48のゴールって、自分の中でもまだ分かりません。私にとって彼女たちと一緒のステージに立つことがゴールなわけでもないし、中国語でセリフを覚えられるようになることがゴールでもない。

家出の夜

ゴールはまだ手探りだけれど、でも佐江の本気というのは、SNH48一本なんだっていう気持ちを見せた方が彼女たちに伝わるんじゃないか、SNH48の成長に目標をしぼってやっていく方が伝わるんじゃないか。まずはそこから始まるんじゃないか、そこからじゃなきゃ始められないんじゃないか、と思うんです。

――SNH48の夢、SNH48のゴールを仲間たちと一緒に、これから見つけにいく?

はい、あらためてスタートラインに立たせて頂いた気持ちです。「自分は中国で勝負するんだ」って切り替えができたら、あらためてSNH48のメンバーにも本気でぶつかっていけるし、ぶつかり返してきてくれる子も中には出てくるんじゃないかな。そこからやっと、SNH48の「進化」の第一歩が始められる気がします。

もともと上海に留学しようと思ったきっかけは、将来の夢は女優さんだし、違う国の言葉を覚えておくっていうのはこれから役立つだろうなっていうのもありましたし、新しいプロジェクトを立ち上げるのも楽しそうだな、AKB48の初期メンバーがしていたようなことをもう1回、自分の身で体験できるんだっていう期待感もありました。

でもいまはそういった個人のことは一切忘れていて、SNH48というグループを中華圏に、そして日本へ広めていきたい。彼女たちの、力になりたいんです。

――佐江ちゃんのそんな姿を、ファンの方たちはAKB48の曲に重ねて応援しているようですよ。「転がる石になれ」、「家出の夜」、「ファーストラビット」あたりは、佐江ちゃんのための歌じゃないか、と思えるくらいの歌詞ですよね。

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