TDSオープンからの変遷……ミッキーたちは来訪者

ピクサー・プレイタイム・パルズ ©Disney / Pixar 撮影 / MezzoMiki

東京ディズニーシーがグランドオープンした2001年当時。

同パークの「住人」とされているのはマーメイドラグーンのアリエルやアラビアンコーストのジーニー達でした。

ミッキーやミニー、ドナルドなどのキャラクターはあくまで「パークへの来訪者」と言う位置づけ。

その後、ミッキー達のグリーティング施設ができましたが、彼らはやはり来訪者。

こうした背景等からも、以前は各エリアのアトラクション、キャラクターなどの関係性や世界観を大切にしていました。

大きな転機となった「タートル・トーク」「トイ・ ストーリー・マニア!」

しかし、これまで登場しなかったピクサー映画、「ファインディング・ニモ」のキャラクターが登場する、「タートル・トーク」が2009年にオープン。

そして大きな転機となったのが、2012年にオープンした「トイ・ ストーリー・マニア!」の存在。

ピクサー・パルズ・スチーマー ©Disney / Pixar 撮影 / MezzoMiki

実在の移動遊園地がモチーフであるとは言え、アメリカンウォーターフロントに、現代の物語である、トイ・ストーリーの世界が登場した事に、違和感があるとの意見もありました。

更に近年はダッフィーやシェリーメイ、続けて登場したジェラトーニやステラ・ルーなどのキャラクターの登場。

これまでの雰囲気とは異なり、徐々にこうしたキャラクターの存在感が全面に出てきた東京ディズニーシー。

この辺りから東京ディズニーシーは、これまでの方向性から新たな選択をし、個性の「変化」と「進化」が始まった様に思えます。

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