「銀幕前夜祭り2013」の様子

空知英秋氏の人気漫画をアニメ化した「銀魂」の劇場版最新作『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』の公開を前に29日、東京・両国国技館で「劇場版銀魂 銀幕前夜祭り2013」と題した記念イベントが開催された。昼夜2回公演で2万人が会場に駆けつけた他、全国81スクリーンでライブビューイングが行われ、合計4万人のファンがイベントを楽しんだ。

その他の写真

週刊『少年ジャンプ』で連載を開始し、コミック・TVシリーズ共に圧倒的な成功を収めている「銀魂」の劇場版第2弾。宇宙人・天人の来襲を受け、突如価値観が変わってしまった江戸を舞台に、坂田銀時、通称・万事屋銀さんの活躍をダイナミックに描く。本作はアニメ「銀魂」のラストエピソードとして、原作者の空知氏が完全オリジナルストーリーを書き下ろした。

イベントには、主人公・坂田銀時を演じる杉田智和をはじめ、阪口大助(志村新八役)、釘宮理恵(神楽役)、千葉進歩(近藤勲役)、中井和哉(土方十四郎役)、鈴村健一(沖田総悟役)、太田哲治(山崎退役)、石田彰(桂小太郎役)らが出席し、アフレコバトルや完成報告会見を実施した。杉田は「『欲しい』か『必要』かの二択する場合、普段なら必要を選ぶが、アニメ『銀魂』は初めて欲しいと思った作品。それだけ特別な存在で、集大成となる劇場版が本当の本当に公開されます」と感慨深げ。生アフレコの「金時篇」ではサプライズゲストで中村悠一(坂田金時役)が登場し、会場のボルテージは最高潮に達した。

会見には藤田陽一監督も登場し「一昨日の朝、ようやく本編が完成しました」と報告。本編の一部シーンを初披露し、「映画をご覧になった空知先生が『誰だよ。こんなおもしろい話を書いたのは』とおっしゃっていた。自信をもってお届けできます」と胸を張った。イベント終盤には、原作者の空知氏から「7年間、アニメ『銀魂』を応援してくれて、ありがとうございました。今まで支えてくれた、すべての人のために作った映画です」とメッセージが届き、“祭り”は大団円を迎えた。

『劇場版 銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ』
7月6日(土)全国ロードショー

取材・文・写真:内田 涼