『るろうに剣心 京都大火編』(前編)、『るろうに剣心 伝説の最期編』(後編)

佐藤健が“人斬り抜刀斎”を演じ、興行収入30.1億円を記録した大ヒット作『るろうに剣心』の続編が来夏、2部作連続公開されることが発表され、主演の佐藤のほか主要キャストの続投と、剣心の宿敵となる志々雄真実(ししお まこと)役を藤原竜也が演じることが明らかとなった。

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続編は、原作ファンの間で人気の高い『京都編』をベースに、剣心が日本制圧を目論む新たな敵と剣を交える姿を描く。前作に引き続き大友啓史監督がメガホンを執り、『るろうに剣心 京都大火編』(前編)と、『るろうに剣心 伝説の最期編』(後編)として製作される。気になるキャストは、主人公・緋村剣心を演じた佐藤、神谷薫役に武井咲、蒼井優、青木崇高、江口洋介が続投するほか、志々雄(藤原)の部下で天賦の剣才・瀬田宗次郎(せた そうじろう)や、四乃森蒼紫(しのもり あおし)など人気キャラクターの登場も決定している。

佐藤は「もう一度剣心を演じることができる幸せと、更なる大きなハードルを越えなければいけないプレッシャーを感じ、気が引き締まる思いです。ただ、せっかくやらせていただけるのなら、前作を超えるものをつくらないと意味がないし、原作ファンの方にも納得していただけるものをつくれないと、この映画を撮る資格がないと思います。そのためにぼくにできることとして、とにかく監督を信じ、原作の魂を汲んで丁寧に剣心を演じ、そして前作を超えるスケールアップしたアクションに挑戦したいと思っています」と意気込みを語っている。

佐藤とは初共演となる藤原は「自分も剣心世代として子供の頃アニメを通じて観ていましたが、今回まさか志々雄役のオファーをいただくなんて思ってもいませんでした。原作の中でも最も人気のあるキャラクターだと思いますし演じさせていただくにあたり勿論いろいろな意見があると思いますが、一生懸命取り組みたいと思います。『藁の楯 わらのたて』に引き続き悪役を楽しみ、全う出来ればと思います」と話している。

大友監督は「今回は、京都大火や、まさに“熱・炎”がキーワードとなる志々雄編を描きます。原作の背景を活かし、時代劇にとどまらないアイディアを貪欲に取り入れ、今まで見たことのないような新しいアクションシーンを作りたいと思っています」と説明し、「今回のテーマは、様々な価値観の衝突が生まれている今の時代の気分や社会状況にも相通じるものがあると思います。そういった意味でも共感してもらえると思いますし、前作以上の新たな魅力に充ちた佐藤健×緋村剣心を見ていただけると思います。“完結編”ということで、誰にもできないことをやってしまった! というくらいのことをきちんと僕らなりにやって“伝説の最期”を作りあげます!」と語っている。

映画は、すでにクランクインしており、今後、関東近郊や京都を中心に撮影を行う予定。公開は2014年夏に前編/後編を連続公開する予定。

『るろうに剣心 京都大火編』(前編)
『るろうに剣心 伝説の最期編』(後編)
2014年夏 2部作連続 超拡大全国ロードショー