AI×カメラでオート撮影が進化した「HUAWEI Mate 10 Pro」

2017年、「HUAWEI P10 lite」などがヒットし一気にメジャーメーカーの仲間入りを果たしたファーウェイ。快進撃が奏功して、このほどSIMフリースマートフォン部門で「BCN AWARD 2018」を初受賞した。全国の家電量販店・ネットショップの実売データをもとにした販売数量年間No.1を獲得した原動力は、ダブルレンズカメラに代表される数々の先進的な機能と、エントリ向けからフラッグシップまで、価格や機能に応じて選べる幅広いラインアップだ。

そのファーウェイが17年12月に発売したフラッグシップモデル「HUAWEI Mate 10 Pro」は、手のひらいっぱいに画面が広がる高輝度・高精細で超ワイドなOLEDディスプレイの美しさもさることながら、ユーザーにあわせて学習・進化していくAI(人工知能)を本格的に取り入れた、スマホの新たな時代を拓く画期的な製品だ。

そもそも「AI」とは?

今は第3次AIブームといわれているが、実は研究者の間でもAIの厳密な定義は定まっていないという。ただ、ビッグデータ、機械学習、ディープランニングといった新たな概念や技術が登場し、各方面から期待が集まっている。

「HUAWEI Mate 10 Pro」は、AI処理を専門に行う「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」を組み込んだ独自の新プロセッサ「Kirin 970」を搭載し、AI機能を活用したカメラと翻訳、2つのAIアプリをプリインストールする。AIとNPUの組み合わせは、電力効率と通話品質の向上にも効果を発揮。今回は、この4つの要素について、詳しく説明していこう。

AIでバッテリもちが飛躍的に向上

Leicaのダブルレンズカメラと並ぶ「HUAWEI Mate 10 Pro」の特徴は、4000mAhの大容量バッテリを搭載し、ヘビーユーザーなら1日以上、一般的な使い方なら、約2日間使える長持ちするバッテリ。独自の急速充電「HUAWEI Super Charge」にも対応しており、わずか約30分の充電で、バッテリ残量ゼロの状態からほぼ丸1日使える水準の58%まで回復する。就寝時ではなく、毎朝、出かける前にさっと充電すれば十分ということだ。

この驚異的なバッテリもちのよさは、AIがユーザーの使い方を日々学習し、それにあわせて消費電力を細かくAIが制御する仕組みによるもの。実際に、MVNOのデータ通信専用SIMカードを入れ、フル充電からバッテリ残量ゼロになるまでの経過時間を計ったところ、驚くほどバッテリーが長持ちした。一部のアプリの機能を限定する「省電力モード」では3日以上、通常モードでも、長時間のテザリングやインターネット検索・SNSを利用したにも関わらず、丸2日以上もち、「まだ充電しなくていいの?」と、逆に心配になるほどだった。

さらに、残り20%を切った時点や0%に近づいた時点で充電をうながすアラートがプッシュ通知され、不意のバッテリ切れが起きないよう、とても配慮されていると感心した。よりバッテリが長持ちする「ウルトラ省電力モード」もあり、消費電力の最適化など、省電力機能も充実している。

カメラ、翻訳、通話……AIアプリで広がる可能性

ファーウェイは、プリインストールするカメラアプリや翻訳アプリ「Translator」に加え、サードパーティが独自のAIアプリを開発できるよう、オープンなAIアプリ開発環境を用意。インテリジェンスなAIアプリが増えれば、「HUAWEI Mate 10 Pro」の魅力はさらに増す。

翻訳アプリ「Translator」は、マイクロソフトのクラウドベースの自動翻訳機能をファーウェイのスマホ向けに最適化したカスタム版だ。特徴は、通常の最大300倍という翻訳スピード。専用のNPUで処理するからこそ、端末上で音声や画像を認識・解析し、クラウドに転送して翻訳、その翻訳結果を再び端末に返すという複雑なフローが一瞬で完了する。

将来、スマホとAIのタッグで「ことばの壁」がなくなるかもしれない――。「HUAWEI Mate 10 Pro」の翻訳アプリからは、日本の街や観光地に多くの外国人が訪れ、スマホを片手にごく普通に買い物や観光する姿が当たり前になるような可能性が感じられた。

カメラも、AIによって大きく進化している。全体的に描写力が高まり、動きのある被写体を撮影する際は、AIが動きを予測してベストショットを捉える。また、あらかじめインプットした1億枚に及ぶ画像パターンから13種類の被写体・撮影シーンを瞬時に検知する。

自動認識可能な被写体・シーンは、フード、舞台、青空、雪、ビーチ、イヌ、ネコ、夜景、日の入り/日の出、植物、ポートレート、花、そして文字。被写体の特徴や属性に基づき、撮影パラメータを最適化済みなので、誰でも何もせずにキレイな写真が撮れる。夜景からポートレートなどシーンが変わっても自動判別するので、あとは構図さえ気をつければいい。

最後に、AIによるインテリジェンス機能の例として、独自の「HUAWEI Easy Talk」を紹介しよう。AIが周囲のノイズと話者の声を瞬時に峻別し、まわりが騒がしい環境でも通話相手が声を聴き取りやくなるという、スマホで通話をする機会の多い人にとっては助かる機能だ。

この効果を試すため、数分おきに電車がやってくる駅のホームや人でごった返す場所で携帯電話と固定電話にかけてみた。どちらも普段ならつい大声を出して話すような場所だが、意図的にひっそりと話すように心がけ、通話中、通話相手に聞こえの印象をきくと、確かにいつもより聞き取りやすかったそうだ。

2018年は本格的なスマホ×AI時代の幕開け

デジカメにも勝るとも劣らない本格的で高性能なカメラ、専用端末以上にスピーディな翻訳機能を備えながら、税別の実勢価格は10万円を切る8万9800円。何より、ストレスの要因になりがちな、頻繁な充電が必要なくなるバッテリもちのよさはすばらしい。「HUAWEI Mate 10 Pro」を実際に手に取ってみると、最先端のAI技術の一端が感じられ、きっとワクワクするはずだ。

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