スティーブン・スピルバーグが、ジョン・スタインベックの『怒りの葡萄』の映画化に意欲を示している。監督をするつもりはなく、プロデューサーにとどまるようだ。

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『怒りの葡萄』は、1940年にジョン・フォード監督、ヘンリー・フォンダ主演で一度映画化されている。主人公トム・ジョードの母親役を演じたジェーン・ダーウェルは、助演女優部門でオスカーにノミネートされた。同作品を配給した20世紀フォックスがリメイクの権利を所有しているため、スピルバーグのドリームワークスがこのプロジェクトを進めるにあたっては、複雑な交渉が必要になりそうだ。

スピルバーグは現在、『タンタンの冒険』2作目やブラッドリー・クーパー主演の『American Sniper』など複数の作品を製作準備中。また現在撮影中の『トランスフォーマー』4作目のプロデュースも手がけている。

文:猿渡由紀