篠原涼子

全米ですでに公開され、ブラッド・ピットの主演作の中でも歴代No.1のヒットスタートを記録している『ワールド・ウォーZ』の日本語吹替え版で、ピットの妻役の声を篠原涼子が演じることが決定。4日にアフレコ収録の模様が公開された。

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全世界に爆発的に拡散する謎のウイルスによって絶滅の危機に瀕した人類。元国連捜査官のジェリーに事態を収束させるべく任務が下る。世界を救うという使命感と家族のそばにいたいという思いの板挟みになるジェリーだったが…。

篠原が演じるのはピット演じる主人公・ジェリーの妻で2児の母でもあるカリン。公開された収録では、演出家から「(カリンは)ウィットに富んでいる」「強くて優しい」などディレクションを受けながら真剣な表情でアフレコに臨む姿が見られた。

映画に関しては「ハラハラドキドキの連続でスリル満点!」と興奮気味に語る篠原。カリンを演じる上で時に高いテンションが求められるシーンもあったが、元々こうしたスリリングな作品が大好きとあって「観るだけで気持ちが高ぶってくるので苦にならなかったしやりやすかったです」とニッコリ。

一方で、自身も2児の母とあって、家族を守ろうとするジェリーやカリンの姿に胸を打たれ、自らを重ね合わせる部分も多かったようで「家族の絆、人と人の絆がピックアップされている作品だと感じたし、自分なら? と考えさせられたけど考えても答えが出ない」と身につまされるような思いを告白。子供たちを守るために「物狂いになると思います」と母の顔で頷いた。

ピットの印象を問われると「クールな印象ですがコメディまで幅広くこなす役者さん。役に染まってなりきるし家族思いでステキです」と語った。声ばかりでなく実写作品でハリウッドに進出する気持ちは? と尋ねられると「お声がかかれば喜んで…でもかからないと思いますよ」と謙虚に語りつつも「カリンはステキな女性で母親なので、こういうキャラクターには興味があります」と意欲をのぞかせていた。

『ワールド・ウォーZ』
8月10日(土)TOHOシネマズ 日劇ほか全国ロードショー