高橋優 高橋優

7月10日(水)に3枚目のフルアルバム『BREAK MY SILENCE』を発売するシンガーソングライター高橋優が、5月末から行ったライブハウスツアー「BREAK YOUR SILENCE」のファイナル公演を6月28日新潟LOTSで行った。

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1曲目「夜明けを待っている」を歌い終わると「新潟!」と高橋が叫び、『陽はまた昇る』『駱駝』と立て続けに披露。最初のMCで「新潟の皆さんの沈黙をぶち破りにやって参りました! 今日終わったら歌えなくなってもいいと思って歌います、全部出します! 一緒に声を上げましょう!」と呼びかけると、ツアー初日から各会場大合唱が続いたツアー最終日とあって、ライブ前半から大合唱が続き、「ボーリング」では「面倒くせー!」が会場に響き渡った。

途中、このツアーの移動秘話を語り、前日にはバンドメンバーと自転車を借り日本海の夕陽を見に行ったエピソードを明かした。中盤CDではギター1本弾き語りだった『オナニー』や『がんばれ細野さん』をバンドバージョンで聴かせたあと、今ツアーのテーマにもなった『(Where's)THE SILENT MAJORITY?』から『こどものうた』と会場のボルテージは最高潮に達し、「サビだけじゃなく、Aメロ、Bメロ、落ちサビまで、全部歌ってくれて、ビンビン来ました!ありがとう」と大合唱の会場に感謝を伝えると「人生って、人との繋がりを作って行くことではないかと最近思います、今回のツアーは心を開いて、ホントの自分を見てもらおうとしたらみんなの声がずっと聴こえて、繋がれたって実感できました。この会場を出ても、同じ空の下でみんな繋がっている、そう信じて欲しい」と『同じ空の下』を熱唱、再び会場がひとつになった。

アンコールではシングル『同じ空の下』収録のDVD限定曲『リーマンズロック』をギター1本で披露、続けて『福笑い』ではマイクを客席に向け大合唱がピークに達し、ツアーファイナルを締め括ったに思えたが、高橋がステージを去ってからも大合唱は続き、再登場。「ファイナルだからもう1曲歌ってもいいですか?」と再びギター1本で『セピア』を歌い終わり、「また一緒に歌いましょう!新潟」と再会を誓いライブハウスツアーに幕を下ろした。今回各会場で終始大合唱となり、高橋が掲げた“声を上げろ!”というテーマが見事に結実したツアーとなった。

そんな高橋優は7月27日(土)の福岡からニューアルバムを引っ提げ全国ホールツアー「BREAK OUR SILENCE」を開催する。