会見より。前列左から、篠田麻里子、宅間孝行、片岡鶴太郎、松本享恭。後列左から、梅垣義明、鳥居みゆき、かとうかず子、石井愃一 会見より。前列左から、篠田麻里子、宅間孝行、片岡鶴太郎、松本享恭。後列左から、梅垣義明、鳥居みゆき、かとうかず子、石井愃一

脚本家、演出家である宅間孝行が主宰する劇団「タクフェス」。2017年から始動した同劇団「春のコメディ祭!」シリーズの2018年公演は「笑う巨塔」。過去に宅間が主宰していた人気劇団・東京セレソンデラックスの解散前最後の作品「HUNGRY」として初演され、一度の再演を経た後、6年の時を経て、満を持しての再々演となる作品だ。「初期に書いた作品だが、シチュエーションコメディとしては最高傑作」と宅間が自負する本作の記者発表が、都内にて行われた。

タクフェス「笑う巨塔」

登壇したのは、宅間に加え、とび親方・花田を演じる片岡鶴太郎、その娘役である篠田麻里子に始まり、期待の若手俳優・松本享恭、お笑い芸人ながらも、役者としての活躍も目覚ましい鳥居みゆき、石井愃一、梅垣義明、かとうかず子ら、個性的なメンバー。

25年ぶりの舞台出演となる片岡は、元々“飲み友達”としての親交が深い宅間が手がける作品について「下町っぽい雰囲気が漂っていて、自分自身、とても共感する部分が多い」と語り、「台詞を覚えられるかどうか全くわからないが、舞台の中で遊べればと思う」と、会場の久々の舞台出演について意欲を見せた。

本格コメディ舞台へと挑戦する篠田は、「バラエティに富んだ豪華な出演陣に挟まれているので、新たな自分を探せるんじゃないかな、と楽しみ」と笑顔を見せ、「今回の作品は、たくさんの笑いが詰まっている作品だと思うので、『タクフェス』を皆さんと一緒に盛り上げていきたい」と意気込みを語った。

各出演陣について問われた宅間は、「あまり自由にやられると芝居にならないと思う(笑)」と不安を語りながらも、「お客様はこのメンバーを期待していると思うので、自分(宅間)のスタイルにはめこんでいくとかではなくて、出演陣の個性がなるべく全面にでるようにしていきたい」と期待を寄せた。

本作は、2018年3月29日(木)~4月8日(日)東京・東京グローブ座での公演を皮切りに、4月13日(金)~4月15日(日)愛知・ウインクあいち 大ホール、4月17日(火)~4月22日(日)兵庫・兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール、4月24日(火)愛媛・ひめぎんホール サブホールと全国を巡演予定。チケット発売中。

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