『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』初日舞台あいさつの模様 (左から)アンパンマン、本仮屋ユイカ、やなせたかし氏

国民的人気アニメの映画シリーズ第25弾『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』の初日舞台あいさつが6日、シネ・リーブル池袋で行われ、原作者のやなせたかし氏とゲスト声優を務めた女優・本仮屋ユイカが登壇した。恒例となった“自己紹介ソング”を熱唱したやなせ氏は「元気なんて全然ない。もうやけくそなんだよ」と話していた。

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現在94歳のやなせ氏は「どうせすぐ死ぬ。もし舞台で死んだら、それが映画の宣伝になるし、我々の仕事はそういうもの」と自嘲するが、壇上での様子は元気そのもの。声優を務める本仮屋を「見事に演じてくれました」と褒めたたえた。これには本仮屋も「私も(映画の)アンパンマンも同じ25歳。私にとっては心のヒーローなので、光栄だし自慢したい」と感激した様子だった。

本仮屋が演じるのは、雲の上に住んでいる小さな象の男の子“パオ”という初登場の新キャラクター。“空をきれいにできるハンカチ”を鼻から出せずに落ち込んでいたパオは、アンパンマンに出会い、希望を胸に前進しようと決意する。「男の子の声を演じるのは、やっぱり苦労しました。でも大好きなアンパンマンの世界に仲間入りでき、今日はこうしてたくさんの皆さんに来ていただき、感謝しています」と満面の笑みで語った。

『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』は“希望”をテーマに、やなせ氏が書き下ろしたオリジナルストーリー。7月6日に全国143館で封切られ、短編『みんなで てあそび アンパンマンといたずらオバケ』が同時上映されている。

『それいけ!アンパンマン とばせ!希望のハンカチ』
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