音楽活動からの引退を発表した小室哲哉

 18日発売の週刊誌で、看護師との不倫疑惑を報じられた音楽プロデューサーの小室哲哉が19日、東京都内で会見を行った。

 黒いスーツ姿で登場した小室は「今回の報道で妻のKEIKOや家族、ファンの皆さま、スタッフの皆さまにご心配をお掛けしたこと、お相手の方にご迷惑を掛けたこと、申し訳ありませんでした」と謝罪。

 続けて「僕なりのこの騒動のけじめとして、引退を決意しました」と自主的な音楽活動からの引退を発表した。

 小室はくも膜下出血で11年10月から療養中の妻KEIKOのサポートをするかたわら、数年前に知り合った看護師の女性と交流。昨年12月中旬に女性宅に泊まったことや、今年1月上旬、KEIKOを大分の実家に帰したその日、女性を自宅に招き入れ、一夜を共にしたと報じられた。

 この報道について小室は「確実に誤解を招いてしまった。誤解というよりは、怪しい。おかしいんじゃないかと(世間で)なっていることは当然だと思う」とコメントしたが、自身の体調不良を改善するための「往診」だったとし、男女の関係は否定した。

 数年前にC型肝炎を患った小室は、治療を経て「陰性になった」というものの、「2017年の夏前には突発性の難聴みたいなものになって、今も左耳がほぼ聞こえない。キーンという音が鳴っている。原因は分からない。診断書によるとストレスからくる障害だと思う」と説明。

 往診に来た女性に点滴などの処置をしてもらう過程で、交わされる雑談などが「(自身の)メンタルケアになっていた」、「非常に甘えていたし好意もあった」などと認めつつ「男女の関係というのはまったく考えていないです。ありません」と断言した。

 音楽活動からの引退に関しては、「耳鳴りがどうしても治らず、最近は音楽制作の締め切りも滞ったりすることもあった。『小室哲哉だったらこんな音楽を作ってくれる』という期待に応えられるかと自問自答する日々だった。以前から考えていたこと」と語った。

 「今回の報道が決断のきっかけになった?」という質問には、「そうです。(引退という)気持ちを持っていたのと、皆さまにご迷惑をお掛けしたことに対する最大の償いです」と語った。

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