藤原竜也

俳優の藤原竜也が7日、「劇団☆新感線」の舞台を映画館で上映する「ゲキ×シネ」10周年記念作・第1弾『《ゲキ×シネ》シレンとラギ』の完成披露試写会に出席した。5月に一般女性との結婚を発表して以来、ファンの前に登場するのは初めて。「あんな突然の発表になりまして、申し訳ないです」と恐縮した様子であいさつすると、駆けつけたファンからは祝福の声があがっていた。

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南北朝時代をベースに、暗殺者の一族に生まれた伝説の女シレンと若き剣士ラギが、国家間の争いに巻きこまれながら、男女の悲恋を織りなす。かつてシレンが殺したはずの独裁者・ゴダイ大師が復活し、シレンに再び暗殺命令が下る中、動揺するシレンの心中を察したラギは自ら同行を申し出るが…。「ゲキ×シネ」シリーズとしては本作が第11弾となる。

藤原が「劇団☆新感線」の舞台に立つのは初めてで、「まるで鍛え上げられた軍隊みたいだった。左足を肉離れしても『行け、頑張れ』って言われて(笑)。次は殺陣がなく、1時間半でいなくなるような役がいいですね」とコメント。舞台あいさつには共演する橋本じゅんが駆けつけ、「立ち回りがしんどかったみたいで、『2度と出たくない』って。実際、本当に大変だったと思う」と藤原の労をねぎらった。

この日はシレンを演じる永作博美、ゴダイ大師役の高橋克実から映像コメントが届き、「克実さんがかっこ良くて、好きになっちゃいました」(永作)。藤原の周りでも、本公演での高橋の評判が高いといい「また克実さんだよ(笑)」と苦笑しきりだった。

藤原は品川ヒロシ監督第3作『サンブンノイチ』、山田孝之と共演し韓国の大ヒット作をリメイクする『MONSTER(仮)』に出演する他、来夏連続公開される『るろうに剣心』の続編『京都大火編』『伝説の最期編』で剣心の宿敵・志々雄真実(ししおまこと)を演じることも決定している。

『《ゲキ×シネ》シレンとラギ』
10月5日(土)から新宿バルト9他全国ロードショー