『ワイルド・スピード EURO MISSION』(C)Universal Pictures

全世界で大ヒットを記録している『ワイルド・スピード EURO MISSION』がついに先週末から日本公開をスタートした。新作の最大のポイントは主人公ドミニクの最愛の恋人で、死んだはずのレティが復活したことだ。彼女の帰還は何を意味するのか? ドミニクを演じたヴィン・ディーゼルのコメントが届いた。

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本作は、国際指名手配犯でありながら数々の手柄を立ててきたドミニク(ディーゼル)と、麻薬組織捜査を続けるブライアン(ポール・ウォーカー)のコンビが各地で激しいカー・バトルを展開する人気シリーズ。最新作は欧州を舞台に、ドミニクたちのチームがショウと名乗る謎の男が率いる国際犯罪組織を追い、生きているレティがなぜショウたちと行動を共ににしているかに迫る姿を描く。

本シリーズの最大のポイントは、ドミニク(ドム)とブライアンの友情、そしてチームの家族的な絆が、豪快なアクションと見事にかみ合って熱いドラマを描き出していることだ。中でもドムとレティのドラマはファンの間でも今も高い支持を集めており、ディーゼルは「レティが復活したことで、ストーリーに色んな含みが出た。かつての恋人の登場で恋愛要素も加わったんだ。前作は全編アクションだったんだけど、男相手に殴ったり蹴ったりする2001年『ワイルド・スピード』の荒っぽいレティが復活したことでまたそれができるようになった」と分析する。

愛し合っているが良きライバルでもあるドムとレティの間にはいつも適度な緊張感があった。新作ではその関係が大きく揺らぎ、レティはドムに銃を向ける。お前は本当にレティなのか? ドムはレティに言葉ではなく彼のやり方で問いかける。方法はもちろん、カーレースだ。「カスタムカーレースを劇中のいろんな場所に散りばめるようにしたかった。そしてそれらのシーンが最後にはひとつに結びつく。観客は大喜びするだろうね。ドムとレティがガチで張り合うんだから!」

時に命をかけてぶつかり合い、宙を舞い、カーチェイスを繰り広げるドムとレティ。映画史上有数に“ワイルド”なカップルの復活は、本作の最注目ポイントで、ディーゼルも「ドムとレティの間には、演じる僕とあの役を演じるミシェル・ロドリゲスという枠を超えた特別な関係があるんだ。それは今まで大切に育んできた愛情であって、その絆は強い」と力強く語っている。

『ワイルド・スピード EURO MISSION』
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